「里山のかやねずみ」で使わせてもらっている里山は、

全くの自然や森というよりは、人の手が入っていて、

人と自然が共存している場であると思います。

あそぶ場所は野原、斜面、あそぶ道具は丸太、倒木などなど。

お母さんたちのふりかえりの時間に「大人はどこまで手をかすか、かしているか」

について話しました。


「子どもが手を出してきたら、かすよ。それまでは見守っている。」という方や、

(私もそうしているけれど)「最近、大丈夫そうなところでもだっこっていってくるときがあるよ」という1才の子をもつお母さんが話してくださいました。「あまえているのかなあ。」とも。

3才の子のお母さんは、「手をかす場面はないけど、あそんでいるようすを
見ていて、「あぶない」と思えるとき、声を子どもにかけてしまうことで、子どもが集中してやっていることから、気がそれて、かえって身体のバランスを崩してしまったりする時がある。」と。
「見ているだけで、言葉をかけないようには意識している」とのこと。

むずかしいですね。こうすればこうというような、方程式は人にないと思います。

「みる」というキーワードで考えてみます。
いろんな「みる」(見る・看る・視る・診る・観る)があります。
かやっこでも「お子さんのことみていてくださいね」と言っていますが、
こどものこころをみて、過不足ない手のかしかたができればいいなと
思います。