平成30年度最後のかやっこの日が
とうとう来てしまいました。
ここで一緒に成長し、見守りあってきた仲間達なので
3才さん達の卒業は寂しさもひとしお。
その分、たっぷりなごりを惜しんで遊ぶ姿が
沢山みられました。

そして、この日だったからこその関わりが
見られたのがこの写真。
3歳児に寄り添う小学生!

実は、この日は小学校の卒業式。
スタッフの子ども達の学校もお休みで。
苦肉の策だったのですが、かやっこ卒業生の彼らも、
小学生スタッフとして、お仕事をしてもらうことに。

参加者さんが集まる前、私達スタッフは
下見とミーティングをするのですが、
子ども達も、自主的に子ども達だけで
ミーティングをしてくれました。
成長したなあ~。
これだけでうれしい!

ホントに朝の受付時から、小学生の働きぶりは
母であるスタッフが驚くほどで。
かやっこの子ども達も、子どもは子ども同士といいますが
お兄さんたちに声を掛けてもらうと
お母さんやスタッフから声を掛けてもらうのでは
反応が違って、素直に聞いてくれて。
お互いにとてもいい刺激だったようです。
お母さん達からも、また、ぜひ、こんな機会を!とリクエストが。
異年齢の子ども達がかかわりあうことが少なくなった時代。
ホントに貴重な時間だったかもしれませんね。

この日は、幼稚園がもうお休みだったこともあり
普段幼稚園にいっているお姉ちゃんたちも
一緒に参加OKだったので、ホントに賑やか。
いつもの電車ごっこも、よりパワーアップ~!

2才さん達は、今度は僕たちの時代!という感じ?!
木登りをどんどん頑張っていて、これもビックリ!
おにいちゃんになったね!
 

なんと、お母さんのお馬に乗って、ハイシー競争!
こんな遊びに付き合ってくれて、お母さん達もありがとう!
みんなでワハハ!とわらっている、こんな時間が、
ホントに幸せな時間でしたね。

スタッフも、かやっこの時間が、いつも楽しみでした。
子ども達の子どもらしい思いや感性を、お母さん方と
いっしょに受け止めさせてもらい、幼児期にしか
出来ない親子体験を一緒に味合わせていただいて。

先日、卒業していったお母さんが
「過ぎていったあの親子時間はもう、かえってこないんだなあ。
と思うと、ホントに寂しくなりました」と
言ってくださっていました。
子ども達は、毎日成長し、そして、いつも「今」を生きています。
明日の彼らは、もう昨日の彼らではありません。

だからこそ、幼児期には、幼児期にしかできない親子時間を
大切に過ごしてほしい。
その時見た風景を一緒に感じて、一緒の思いを共有してほしい。
それが、親になった幸せの時間でもあるから。

かやっこを卒業していった子ども達は、そうやってきっと
親御さんの愛をしっかり受け止めているし、
お母さん達だって、自分の子をまるごとしっかり受け止めてきたから。
どんなところに行ったって、きっと大丈夫!
自信をもって、歩いていってね!
そして、ちょっと疲れたら、また森に帰っておいで。
いってらっしゃい!

<今日の絵本>
だるまさんが
だるまさんと
みんなでいえをたてる
うしろにいるのはだあれ
あなたがとってもかわいい
も・や・し~!
紙芝居「かやねずみのおかあさん」

里山のかやねずみ:大野