年別アーカイブ: 2013年

里山いっぽ7/16なぜ自然の中?

~私たちは、どうして子どもたちを自然の中に連れ出しているのでしょう。
  子どもたちの姿を通して、野外保育の考え方をお伝えしていきます~

お散歩道にオシロイバナがあります。

オシロイバナのしぼんだ花弁を摘んで色ごっこで遊びます。
ピンク色になるので、爪にぬってみたり、手のひらに絵を描いてみたりしました。
Hちゃんが、色水遊びがしたくなって、田んぼの脇の水路にいきました。
Hちゃんはお水をくめる場所を知っています。

こんこんと流れているお水をみて、Mちゃんもお水をさわりたくなりました。
色水遊びのビニル袋を渡すと、Mちゃんはお水を袋いっぱいにしたくなりました。
「M、いっぱいにしたい」
お水が流れてくるところにずっとビニル袋をもっているのですが、
ビニル袋の入り口が開かず、少ししか入りません。
何回かやっているうちに、袋の口を開かせるようになりました。
だんだん、早く、お水を一杯にすることができるようになりました。
いっぱいくんでは、持ち上げて、ジャーと流し、またいっぱいくむ。
うれしそうなMちゃんの顔。
私にほほえみながら、「4回やるね」と言いました。
(~回やったら、みたいな言葉がこの頃のMちゃんから聞かれます)

お水いっぱい

袋いっぱいにくんだお水。

このあと、Mちゃんは畑まで大事に持って行き、このお水をトマトにかけてくれました。

自然の中はいろんな子どもの興味にこたえてくれます。

幼児のやりたいことは、その子が今伸びたがっていることです。

自分のできる限りの力を存分に発揮して思いが叶うことが、

子どもたちの遊びであり、その子の自信につながっていきます。

人工的でないものというのは、本物です。

その本物の世界の中で、子どもたちは様々な出会いをし

自ら考え、行動にうつしていきます。

自然の中はその子の好きなことが見つかる場です。

バスごっこ

そして、私たちスタッフは、子どもたち一人一人を大切な宝として、

ていねいに接します。みんなでバスごっこをして遊んでいます。

肌と肌を触れあわせながら、お友達や信頼できる大人と

心通わせることのすばらしさを感じてほしいと願っています。

今日もわにさん

【報告】7/14 里山de遊び隊「川にはどんな生き物?」

午前中は小刀の使い方を学び、竹の箸作り体験。
上手にできるようになった。
箸つくり
 
その後田んぼに移動して先月田植えをした、稲の成長を観察。
順調に生育しているのを見て皆で大喜びをする。
スタッフのたかちゃんによる稲の生長過程についての話を聞く。
稲の成長観察
午後は吉田川の清掃。ペットボトルなどのゴミがたくさんあった。
その後川の生き物調べ。
ぼったい、タモなどを使っていきものをつかまえる。
さわガニ、もずくがに、テナガエビ、よしのぼり、あぶらはや、
かわげら、とびげら、やご、あめんぼーなどがいた。
スタッフのやまちゃんから、「かわげらなどが生息しているとこらは
きれいな水ということの証明」と教わる。
生き物調べが終ったら、川遊びを楽しんだ。
生き物調査  どんな生き物が

【7/19申込開始!】きなこ作り体験&水のゆくえツアー (小学生親子向けバスツアー♪)

~夏休み限定企画「親子でゆく 農村バスツアー」のご案内!~
 
今回の舞台は、県内有数の穀倉地帯の1つ、南遠州「とうもんの里」
見渡す限り、どこまでも続く田んぼの中、「農と水」をテーマにした日帰り旅。
夏休みの思い出に♪ 宿題の参考に!? 皆さんからのお申込をお待ちしています☆
 
 
---以下、詳細---------------

きなこ作り体験&水のゆくえツアー

■日 時:8月10日(土) 9:40~15:30
■場 所:南遠州とうもんの里総合案内所およびその周辺
    ※集合・解散は「JR掛川駅」です。
■対 象:小学生とその保護者 / 定員40名(先着)
■参加費:一人800円(「体験料、保険、バス代、昼食」すべて込み!)
 
【ツアー行程】
(内容)掛川市とうもんの里周辺にて、農の恵みを楽しむ「きなこ作り」体験や、
     地域の昔話(水と戦ってきた歴史)を聞いて、実際にその地を巡るツアーです。

 ◎JR掛川駅集合
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 ◎石臼できなこ作り体験・農産物直売所de買い物タイム(場所:とうもんの里総合案内所)
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 ◎昼食「とうもん定食」…地産地消「大豆づくし」のおいしい昼食♪
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 ◎地域の昔話2本(NPO法人とうもんの会 理事長:名倉光子さん)
  ・十内圦(じゅうないいり)物語のミュージカル(DVD15分)…田畑の水を引くためにこんな苦労が!?
  ・命山(いのちやま)のお話。…名前の由来は・・・まだ内緒♪ あとで実際に登りに行きます。
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 ◎田んぼの水はどこから来るの?
  ・田んぼの水に触れよう!(地域の「揚水機場」へ行きます)
  ・お米を育てる「水」がどこから来ているのか、そのナゾを学ぼう!
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 ◎命山(いのちやま)に登ろう!
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 ◎JR掛川駅解散 (他にもいろいろ回るよ。乞うご期待♪)
 
■受 付:7月19日(金)~8月5日(月)18:00まで。
    ※定員になり次第受付を終了します。 募集状況は随時HPにて公開。
■備 考:雨天決行。
■チラシ⇒コチラから
 
■お申込は⇒コチラから
 ※「スペシャルプログラム」を選択し、「水土里の底力」とご記入ください。
 ※食べ物アレルギー車酔いのことなどあれば、備考欄にご記入ください。
 ※メールまたはFAXにて、下記①~⑥項目をお伝えいただいても可。
  ①「水土里の底力」と明記 ②氏名(ふりがな) ③年齢/学年 ④電話/FAX
  ⑤携帯(当日つながるもの) ⑥住所  ※②と③は参加者全員分を明記。
 
 
※この活動は静岡県より委託を受け、「水土里(みどり)の底力発見ツアー」の一環で開催します。
※内容は、現場の状況や天候により多少変更する場合があります。
どこまでも続く田んぼ きなこ体験&名倉さん 農産物直売所 命山(いのちやま)
どこまでも広がる田んぼ   石臼できな粉挽き(名倉さん)  地元野菜の直売所     命山(いのちやま)

【追加募集】(年少~2年生)里の川遊び☆水族館をつくろう♪

【1組のみ空きがあります】
キャンセルが出た関係で、7月20日(土)の活動に、1組分空きができました。
「今からでも参加できるよ~♪」という方は、ぜひぜひお申込みくださいね☆
締切りは、7月19日(金)15:00まで。 (7/17 9:00時点)

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~今年も川遊びの季節がやってきました~

昨年大好評だった里山ecoプラン「水族館づくり」企画、今年もやっちゃいます♪
2日間あるので、ご都合のよいお日にちでお申込くださいね。以下、ご案内です☆

 
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【里山ecoプラン】里の川遊び☆水族館をつくろう♪

今回のフィールドは、里山に流れる小川。

川の冷たさを親子で感じるのも良い。
葉っぱを流して競争したって、水を掛け合うのもいいね!
大切なのは、大人も子どもと一緒に体験をすること。

遊んでいて、ふと生き物たちの存在に気づいたら、今度は水族館づくりの始まりです。
すばしっこい魚は、親子の協力が必要です。(お父さんの見せ場!?)
里山の水の恵み、命の恵みをたっぷりと感じることができる一日。
皆さまからのお申込みをお待ちしています。
 
■ 対 象 年少(3歳児)~小学2年生とその保護者

■ 定 員 先着20名程度

■ 開催日 7月20日(土)または7月27日(土) ※お好きな日でどうぞ♪

■ 時 間 10:00~14:00

■ 場 所 有度山北麓 にぎわい広場

■ 参加費 大人 3,000円 / こども 1,500円

■ 受付け 6月20日(木)10:00より受付け開始。定員になり次第受付け終了。
 
※お申込は⇒コチラから
※雨天時は⇒どちらも延期日は7月28日(日)です。お申込の際、延期日のご都合もお知らせください。
 なお、20日・27日共に延期となった場合は、スタッフ体制を増やし、合同で28日(日)に開催いたします。
 28日荒天の場合は中止。
 
 
取れるかな? 水中メガネ ドジョウ観察中 里山の小川

里山いっぽ6/26お料理の日

この日、雨量が多い日でした。
連日雨が降っていたせいか、鼻水が出ている子もいましたので
外遊びも楽しかったのですが、室内の時間を長くとりました。
雨
(外はとっても楽しいんですけどね)

畑でとれたジャガイモを包丁で切っていきます。
包丁の使い方の説明を聞き、「ねこのて」をやってみます。
芋切り

そして今度は「おだんごづくり」

丸める手が真剣です。

おもち

手が一生懸命働いています。

室内の活動も集中しています。子どもたち、おもちが好きなんだそうです。

みんなでつくって、みんなで食べるって、うれしいものです。

食べるときも真剣でした。

きなこも残さず食べきります。お弁当も食べたのにね~

また作ってたべようね!

 

里山いっぽ6/27落花生を植える

畑仕事が板についてきた子どもたち。
この日は「ラッカセイ」の苗を植えるしごとがありました。

スタッフに、かやっこの「おっかあ」が入ってくれました。
おっかあは畑の仕事も上手。
子どもたちは、しっかりと話を聞きます。
畑作業

2歳児さんは、やる気まんまんですが、土のおふとんをかけ忘れたりします。
3歳児さんの子が、それをみて、土をかぶせてくれています。
すてきなフォローです。

お仕事もいつのまにかお団子作りになるのが、いっぽの子です。
おだんご作り
Mちゃん、ていねいに、ていねいに長い時間をかけて
おだんごを2個つくりました。
綱引き

最後はお水かけをしてお仕事はおしまい。

ラッカセイ今年はイノシシにやられないでしょうか。

イノシシさん、いっぽの畑には入らないでね~!!

里山いっぽ7/11その子がその子らしく

この日、お休みの子が二人いて
3人の活動になりました。

朝の会、始まる前
Hちゃん、「Kがお熱出ちゃったんだって」とスタッフに聞いたことを
ほかのスタッフに教えてくれました。
「そうなの~、かわいそうね」

朝の会、いつもは子どもたちの輪ができるのに、ちょっと寂しい感じです。
「あら~さみしいね」というと
こどもたちも「さみしいね~」と口々にいいます。
「Tくんもさみしい」
2~3才の、今まさに、「自我」「自己」を作っている子どもたち。
「さみしい」という言葉の意味を、自分の経験として作り出している過程です。

この日の「さみしい」きもちが、言葉として
子どもたち一人一人に作られていくのだと思います。

ちなみに私は、いつも笑顔がピカピカ光っているKくん、
おどけておもしろいことをしてくれるSちゃんが
体調不良でいつもの笑顔がないのかと思うと、残念な心持ちでした。

しかし子どもたち、自然の中に解き放たれると
一人一人その日の興味あるものに向き合います。
毎日暑い日が続き、この日も川遊びにぴったりの日でした。
わにさん
小川がいい具合に流れています。

「わにさん やろうよ~」Hちゃんが誘います。

お水遊びとどろんこ遊びが大好きな二人が、腹ばいになります。

わにさん2
わにさんが2頭、なにかもぐもぐ食べながら歩いてます。
腹ぺこなのかな?
「なにたべてるの~?」と聞くと
「ブルーベリー」と答えてくれました。

「ブルーベリー、どうぞ」と口元に葉っぱを差し出すと
おいしそうに食べるまねっこしてくれました。

ながいね
Aちゃんは、やわらかい若い竹を拾いました。
自分よりもずっと、長くてしなやかに曲がってくれます。
お気に入りになったようです。
Aちゃんには届かない所も、その竹を使うといろんな場所に手が届きます。
Aちゃんおもしろくって、笑顔がこぼれます。

同じ場所で遊んでいても興味はそれぞれです。
3才前後の子どもたちはそれでよいのです。
「自我」「自己」をつくっている過程です。主体的に動くことが大切なことです。
そして、ゆるぎない「自分」を作っていくのです。

突然ですが、幼児教育の目的は何でしょう。
「教育とは、こどもの望ましい発達を期待し、子どものもつ潜在的な可能性に働きかけ
その人格の形成を図る営みである。
特に幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な役割を担っている。」
(幼稚園教育要領より)

私たちスタッフにはとても重い言葉です。
いっぽの子どもたち一人一人の生涯、または人としてたくましく生きる基礎を培うために
私たちは日々、考え活動をすすめていく使命を持っています。

子どもは宝です。一人一人が確かな「自分」を豊かにつくっていける環境と時間を
保障してあげることが、いっぽスタッフの願いです。

里山いっぽ7/8暑い暑い!

暑い暑い一日です。
 
30度を超すこの日は太陽の日差しでジリジリと焼かれるようです。
 
子ども達は今日も元気に動き回ります。
 
ちょっとした坂道を走って行く男の子達。
 
女の子達はお花を摘み取る為にあちこち探し回ります。
 
元気に動き回りますが、やっぱり暑さは感じているようで、
鼻筋に汗の玉をつけている子どもが何人かいました。
 
熱中症にならないよう気をつけて、木陰で荷物をおろして水分補給。
 
少し飲めば、また元気に子ども達は興味あるものに走って行きます。
 
あつい

お山の中にある竹林小屋で少し遊んだ後、にぎわい広場近くの小川で荷物を置いてちょっと休憩。
 
ゆっくりと飲み物を飲む子もいれば、そのまま川遊びに入る子もいます。
 
さとちゃんが石を積んで並べていると、「おうちを作っているんだね」と男の子が言ってきました。
 
普段はちょっとでも濡れたりするのが嫌な子が、それを見ていると自分から進んで入ってきて、
一緒に石を並べてお家作りをしてくれました。
 
お水に多少濡れても遊びが楽しいのであまり気になりません。
 
今度は小さなタモをつかってパシャパシャっとすると、無数の雨粒が飛び散ります。
 
「あめあめあーめ♪」
 
後から女の子も入ってきて、二人で一緒に楽しそうです。
 
別の子はカニさんが死んでいるのをみて、カニのお墓をつくっていたり、
はたまたお家作りをしています。
 
ちょっとした高さがある丸太橋の上からお水を放出したいから、
その場所にバケツを置いていっぱいになるまで水汲みをする子達もいます。
 
水がいっぱいになったバケツをドバーと出すと、嬉しそうに笑顔でもう一度水汲みを始めました。
 
川遊び

 
軍田ヶ谷ダムに移動して着替えをしつつ木陰で昼食。
 
蒸し暑くても、木陰と水がすぐ近くにあるので、風がすこしふくだけでとても涼しいです。
 
お弁当を食べ終わった子から、再度水遊びを再開です。
 
「探検隊探検隊♪」
 
そう言いながら水の流れを観察する一人の男の子。
 
「いろいろな(水の)道があるから、どこに行くんだろうね」
 
幾筋も流れている水流を見て考えています。
 
綺麗な川での遊びは、冷たくひんやりしていて、今日の活動にはぴったりです。
 
川遊び2
 
 
 
いっぽ活動中、着替えは日に二回するというのが当たり前になってきました。
 
自然の中で感覚をフルに使って、その分沢山沢山汚れて濡れてきます。
 
『濡れて汚れる』は遊んだ印。楽しめた印です。
 
お着替えするのも楽しめるように、親子で一緒に着替えを選ぶのも面白そうです。
 

また次回、沢山水遊びして楽しみましょう。 

【7/8申込開始!】ぐりぃ~んず~川の恵みカッパ先生の川遊び教室~

みなさんお久しぶりです。ぐりぃ~んずのカズです!
今年度2回目の活動となる今回は、毎度おなじみ『カッパ先生の川遊び教室』です。
今年も藤枝の滝沢川で、おもいっきり!しかも安全に、カッパ先生と川遊びをしませんか?
おもいっきり泳ぐもよし♪サワガニや魚たちをつかまえて、自分の水族館を作るもよし♪
 
まもなく夏本番!
夏休みは、川遊びからはじめよう!!
 
ぐりぃーんずカッパ  ぐりぃ~んずカッパ2
 
実施日:7月28日(日)10:00~15:00
場  所:藤枝市 滝沢川(瀬戸川支流)
     ※山鼻橋南側付近。申込者へ別途地図送付。
対  象:幼児~小学生とその保護者 定員15組程度
参加費:親子(子ども1名/大人1名分)⇒2,000円
      追加(子どもも大人も)1名ごと⇒プラス500円
 
【申込方法】
メールまたはFAXにて、下記5点をお知らせください。
①氏名(ふりがな) ②年齢 ③住所 ④電話/FAX ⑤携帯(緊急用)
 (①と②は、参加者全員分必要です)

【宛先】
メール:e-info★ecoedu.or.jp(★を@に変えてください)
FAX:054-263-2867

※HPフォームからもお申込いただけます。 ⇒ コチラから

【里山のかやねずみ】6/6おともだちと共に

今日はトンボ池からお散歩がスタート!
水が気持ちよくて、足をつけてバシャバシャ。
一人がやると、別のお友達もとなりに来てバシャバシャ。
みんなでやると楽しくて、笑顔もはじけます。
みんなで
顔に水がかかっても、この時だけは平気平気。
別の橋でもバシャバシャが始まって
トンボ池の生き物たちはかくれんぼしていました。
         
         
水遊びでお友達と心の距離も近づいて、
ホリデーさんのキッチンへ移動しました。
           
今日はキッチンの周りでも遊びが広がりました。
                    
高い所
キッチンを見下ろせる高いところに登ったお友達。
素敵な森に迷い込んだみたい!
今度、みんなも登ってみようね。
             
ずるずる
        
高いところに登ったら、帰りは自然の滑り台。
子どもはどこでも遊べるんです。
お友達の数だけ遊びが広がるんです。
みんな、今日もかやっこに来てくれてありがとう。