里山いっぽ7/11その子がその子らしく

この日、お休みの子が二人いて
3人の活動になりました。

朝の会、始まる前
Hちゃん、「Kがお熱出ちゃったんだって」とスタッフに聞いたことを
ほかのスタッフに教えてくれました。
「そうなの~、かわいそうね」

朝の会、いつもは子どもたちの輪ができるのに、ちょっと寂しい感じです。
「あら~さみしいね」というと
こどもたちも「さみしいね~」と口々にいいます。
「Tくんもさみしい」
2~3才の、今まさに、「自我」「自己」を作っている子どもたち。
「さみしい」という言葉の意味を、自分の経験として作り出している過程です。

この日の「さみしい」きもちが、言葉として
子どもたち一人一人に作られていくのだと思います。

ちなみに私は、いつも笑顔がピカピカ光っているKくん、
おどけておもしろいことをしてくれるSちゃんが
体調不良でいつもの笑顔がないのかと思うと、残念な心持ちでした。

しかし子どもたち、自然の中に解き放たれると
一人一人その日の興味あるものに向き合います。
毎日暑い日が続き、この日も川遊びにぴったりの日でした。
わにさん
小川がいい具合に流れています。

「わにさん やろうよ~」Hちゃんが誘います。

お水遊びとどろんこ遊びが大好きな二人が、腹ばいになります。

わにさん2
わにさんが2頭、なにかもぐもぐ食べながら歩いてます。
腹ぺこなのかな?
「なにたべてるの~?」と聞くと
「ブルーベリー」と答えてくれました。

「ブルーベリー、どうぞ」と口元に葉っぱを差し出すと
おいしそうに食べるまねっこしてくれました。

ながいね
Aちゃんは、やわらかい若い竹を拾いました。
自分よりもずっと、長くてしなやかに曲がってくれます。
お気に入りになったようです。
Aちゃんには届かない所も、その竹を使うといろんな場所に手が届きます。
Aちゃんおもしろくって、笑顔がこぼれます。

同じ場所で遊んでいても興味はそれぞれです。
3才前後の子どもたちはそれでよいのです。
「自我」「自己」をつくっている過程です。主体的に動くことが大切なことです。
そして、ゆるぎない「自分」を作っていくのです。

突然ですが、幼児教育の目的は何でしょう。
「教育とは、こどもの望ましい発達を期待し、子どものもつ潜在的な可能性に働きかけ
その人格の形成を図る営みである。
特に幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な役割を担っている。」
(幼稚園教育要領より)

私たちスタッフにはとても重い言葉です。
いっぽの子どもたち一人一人の生涯、または人としてたくましく生きる基礎を培うために
私たちは日々、考え活動をすすめていく使命を持っています。

子どもは宝です。一人一人が確かな「自分」を豊かにつくっていける環境と時間を
保障してあげることが、いっぽスタッフの願いです。


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