里山BASE in summerが始まって、2週間がたちました。

たくさんのエピソードを少しずつご紹介していきます。

 

ある日、男の子は「イカダをつくりたい!」と思っていましたが、その日は実現しませんでした。

でも、材料の竹は6本みんなで力を合わせて切っておきました。

 

そして、いよいよイカダづくり!

長い竹は持ち方を間違えると、近くの友達に当たってしまいます。

「ほかの友達のことも考えるべし!」

どうしたら安全かを考えて、運びます。

 

さあ、水に浮かべて…

あ~、1本に2人も乗ったら沈んじゃうよ~。

でも、おもしろい!

 

3本にして、こうして乗ったら…

沈まない!

 

今度は6本まとめて…

3人乗れた!うまい!

 

あ~あ、バラバラになっちゃった!

「縛ろうよ」

「ねえ、ひもない?」

「ないよ」とスタッフ。

そこに救世主現る!

 

「ね~、これでしばるといいよ!」

4年生のお姉さんたちが、どこからか長ーいツルを採ってきました。

 

「葉っぱをとってしばろう」

「うまく結べないな~」

「3本ずつにしたらいいんじゃない?」

お姉さんが結び方を教えてくれます。

「こうやって、ギューって」

 

「3本ずつ縛ったよ。これで、どうするの?」

見よ、お姉さんたちに救いを求める低学年のまなざしを。

 

こうなると、お姉さんががんばるしかありません。

「こことここをしばればいいんじゃない?」

「そうか~」低学年も見様見真似でやってみます。

 

「できた!」さっそく乗ってみます。

お姉さんが試し乗り。

 

次は、低学年が乗ります。

ひもで引っ張って…

あれ、止まっちゃった。

「浅すぎるから、底についちゃったんだよ」

「深いところに行こう!」

 

それ~!バシャバシャ!

乗ってない子が乗ってる子に水かけ攻撃!

 

そうこうして遊んでいるうちに、

バラバラになっちゃった。

 

スタッフとしては、

「今度はバラバラにならないように考えて、再チャレンジ!」してほしかったのですが、

そこはじっと見守ります。

すると…

 

「バラバラでも乗れるよ」

うまい、うまい!

 

そこにやってきた4年生のお兄さん

「竹をそろえたら、もっとバランスいいんじゃない?」

 

すると、また一人仲間が増えて…

お!竹がきれいにそろってる!

 

やった!2人乗れた!

縛ってないのに、すごいね~。

4年生のお兄さんはまだサポートにまわってる。ありがとう。

 

方向転換も3人で力を合わせて…

油断すると、バラバラになっちゃうからね。

いいぞいいぞ!

 

生き物とりをしていた友達が、

「ヒュー!」

「水しぶきトンネルだぞ!」

どこかのアトラクションさながらのスリル感!

 

狭いトンネルにぶつかった!さあ、くぐれるかな?

イカダの冒険はまだまだ続く…

 

里山BASEのキーワードは『あるもので遊ぶチカラ』。

あるもので遊ぶことで、いろいろなチカラがはぐくまれます。

いろいろなチカラの総合的な相互作用が『創造性』だと考えています。

今日出会った仲間同士で、今日出会った素材で、今日の「やりたい!」を形にする。

「これをやりたい!」という強い意志があれば、

「考えてチャレンジするべし!」なんて声高に言わなくても、

自然と夢中になって考え、力を合わせる。

 

里山BASEは、たくさんの子どもたちで遊ぶことで、

「やりたい!」と思えるアソビのBASEを広げていきます。