里山BASE3か条~あるもので遊ぶチカラを育むために~

1.自分で決めるべし!

2.ほかの友達のことも考えるべし!

3.考えてチャレンジするべし!

 

5年生のSくん。

幼稚園から里山を駆けまわってきた、エコエデュを代表する里山エリートのひとり。

でも、最近なんだか、新しいチャレンジが見つからない。

そんな時、一本の大木が彼の前に立ちはだかった!

 

「もっと足が長かったら届くのに」

足の位置を変えてみたり、体の向きを変えてみたり、

たくさんの試行錯誤ののち…

「ううう…」

力いっぱい、腕のチカラで体を引き上げた!

「登れた~」

ホッと安堵と満足気な表情。

 

ところが、試練はこれからだった!

「下りられない…」

「ここに足を持ってくるといいよ」と5年生の仲よしさんがアドバイス。

「うーん…」

となりの木に登っている5年生と手をつないで…

「お~っと!こわいね…」

 

すると、今日初めて参加の5年生の女子がやってきて…

「ここまで、ずずっと下りてきて」

「え~無理だよ~」

「やるんだ!やるしかない!」と仲よしさんの声援。

ずず、ずず・・・

「大丈夫、もう少し」

女の子の支える手がなんと頼もしい!

「やった~、下りれた~」

 

いつもの里山、いつもの遊び。

だから目新しいチャレンジなんてできない?

そんなことはない!!

里山も君も日々成長している!

ほら、今日の新しい試行錯誤は素晴らしかった!

 

ひとりひとりが、そんな新鮮なチャレンジを毎日体験してほしい。

それが、里山BASEだ!

 

(その後の5年生の会話)

女子「普通さぁ、男の子が女の子を助けるよね~」

Sくん「あはははは…」

仲よしくん「反対だったね」

スタッフ(心の中で)「こういうのもいいじゃん!両方ともカッコイイよ!」