川に、1本の竹がありました。
1本しかない竹をめぐって、
子どもたちの小競り合いが始まっていました。
「この竹はオレのだ!」
「ちがう、こっちのだ!」
そんなやり取りが続いていたとき、
スタッフが「この竹で遊べないかな?」と問いかけると、
「オレ、この竹で橋を作りたかったんだよ。」
ひとりの子から出てきたこの言葉で、
一気に流れが変わりました。
さっきまで取り合っていた子どもたちが、
今度は一緒に橋を作り始めたのです。
「この石にかけたらどう?」
「真ん中に石を置けば安定するよ」
「こっち向きじゃない?」
ああでもない、こうでもない。
渡れるような一本橋をつくるために、
子どもたちは何度も考え、試し、やり直します。
そして、ようやく安全に渡れる一本橋が完成!
子どもたちは、落ちそうになりながらも
何度も何度も渡ります。
そして
「もっとこっちのほうにもつなげたいね~!」
「こうやって!」
さらなる構想を語り始めました。
1本の竹を巡って言い争っていた子どもたち。
子どもの中にあった「橋を作りたい」という思いが、
関係を変えるきっかけになりました。
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1つのものを「取り合う」関係から、
1つのものをもとに「新しい価値を生み出す」仲間へ。
自然の中には、 「こう遊ぶもの」という決まりがありません。
だからこそ、
子どもたちは自分たちで遊びをつくり、
価値をつくり、 その中で関係もつくり直していきます。
変化の真っただ中で、 人やものとの関係を編み直していく。
そんな経験の積み重ねが、
変化に柔軟に向き合い、
新しい関係性を紡いでいく力につながっていくのです。
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