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【里山のかやねずみ】5/28あこがれの「にいに」

今日も田んぼやトンボ池の水辺からお散歩開始です。
ヤゴ、オタマジャクシ、メダカ、アメンボウ
いつも出会う生き物たちも日に日に成長していて
水辺の周りにはヤゴの抜け殻が増えていました。

いきものと
         
竹筒を使ってメダカやアメンボをすくいます。
動きが早くなってきていて、なかなか捕まえられません。
             
いるかな
            
キッチンに、松の木の切り株があります。
子どもにとっては少し高い位置で切ってあるので
登るのにも身体全体を使います。
いちばん年上のMくんが登って見せてくれました。
里山いっぽにも参加しているMくんは
みんなの憧れの「にいに」なんです。
年下の子達は、Mくんと同じことをしたくて…
             

ジャンプ
      
頑張るんです!
                       
ぼくたちも
          
登ってみると、高くてドキドキするけれど
Mくんと同じように登れた嬉しさが自信につながります。
お母さんたちを見下ろすことができて
大きくなった気分も味わって。
みんな日に日に成長し合っています。
          

里山いっぽ6/24ホリデーキッチン

今朝がたまでは大雨が降りしきっていましたが、いっぽが始まる時間には止んでくれました。
 
雨もザーザー降らず、お日様もじりじり照らさず雲が覆ってくれたおかげで、

夏の季節にしては随分と涼しく過ごすことができました。
 
 
 
今日はホリデーで活動をしました。
 
いつもおじさん達が糀が谷を整備してくれているおかげで、ホリデーの原っぱも雑草に覆われずに広々。
 
丸太滑りでは慣れている子から次々上から下へススーっと滑り、あまり滑ったことがない子もチャレンジし始めます。
 
刈り取られた草むらからは、ぴょんぴょんぴょんとバッタの赤ちゃんたちが飛び跳ねて、
 
子ども達の興味心をくすぐります。
 
すばしっこい虫達に子ども達は苦戦しつつ、ようやく小さなバッタを一匹捕まえることができました。
 
つかまえた
 
 
 
ホリデーキッチンに登れば、早速料理に取り掛かる子がいます。
 
使い古したフライパンを使い、肉厚の木片を入れて料理の真似っこ。
 
「今日の料理はステーキです!」
 
ジュ―ジュー音を立てながら、ステーキは美味しく出来上がりました。
 
別の場所ではお鍋や竹筒を使ってアイスクリーム作り。
 
中には何が入っているのかな?

「よもぎとメロンと青リンゴ!」
 
うーん、なんとも複雑そうな味だこと。
 
料理

 
 
お昼御飯を食べた後、食べ終わった子たちがかくれんぼをしました。
 
そのまま何回か行ううちに、気づけばキッチンから少し下りて開けた場所で、別の遊びが展開してました。
 
長い竹筒を重ねてテント状にしたものがちらほら。
 
「秘密基地かな?」
 
興味深そうに子ども達が中に入っていきます。
 
別の場所ではシーソーがあったりお馬さんのような椅子があったりして、それぞれの場所で楽しく過ごしていました。
 
 
絵本の時間では帰りの支度もバッチリ出来た子ども達が横一列に座って、真剣にぶんぶんのお話を聞いています。

えほん
 
 
 
子ども達も段々と言葉で相手に伝えられる力がついてきました。
 
当初は何も言わずに押したり相手の物を取ってしまう子もいましたが、今ではそれも少なくなってきました。
 
「ありがとう」「ごめんね」「おはよう」「さようなら」
 
人と接するうえで必要となる挨拶の基本も、大人から言われるでもなく、自分自身で言えるようになった子もいます。
 
少しずつ子ども達は成長し、その姿を見れてスタッフは嬉しく思います。
 
夏はまた一つの成長時期を迎える季節でもあり、どんな風に育っていくのか、今から楽しみです。

里山いっぽ6/20水の流れ

この日も子どもたちと自然の織りなす物語のスタートです。

まさかここでずっと遊ぶとは?

吉田川の水の量が増えています。
ゴーといつもは聞こえない音がしました。
「なんのおと?」
と音のする方へいき、水の流れている音であることがわかりました。
上流をたどると、田んぼの側溝の水が勢いよく流れています。
子どもたちの目が輝きました。

水の流れ
「あるいてみよう」
「どんどんあるいてみよう」
勢いよく流れる水が
おもしろくて遊んでいると、
田んぼの見回りをしていた「お山のりんご園」の松本さんと
あいました。
「おとましい~」とほほえんでおっしゃいました。
静岡弁です。何となくしかわからなかったので…今度しっかり聞いてみます。

さといも
さといもの葉っぱで遊ぶTくん。しばらく遊んでいました。
きれい、ふしぎ、なぜ、おもしろい……いろんな思いでさといもの葉っぱと対話しています。
対話はその子の世界を豊かにします。
子どもたちが自らかかわりたいと思ったことを十分保障してかかわらせてあげるのが
いっぽスタッフの役目です。幼児期にはそんな時間が、ごはんや睡眠と同じくらい必要です。

はっぱながし
水の流れ遊びが発展しました。
Aちゃんが葉っぱを流します。
下流でKちゃんがキャッチします。
Kちゃん水の音に負けない大きな声で
「いいよ~」「ながして~」て叫びます。
葉っぱはキャッチできたけど
梅の実はキャッチできませんでした。

おとましいこどもたち、
雨の中ブルーシートでつくった屋根の下でご飯を食べました。
シートに落ちる雨の音を聞きながら。
スタッフは雨漏りしないか?ヒヤヒヤしてましたが、
当の子どもたちはゆっくりゆっくり食事をとりました。
たくましい!

里山いっぽ6/19平沢の里

平沢の里は、ひと月ごとまたは一雨ごと
変化していきます。
その季節の花が、その季節に同じ場所に咲きます。
1月に紅白の花を咲かせた梅は、5月には青い実に、
梅雨時期の今は熟したオレンジ色の実を落としています。

昆虫は、カマキリやショウリョウバッタやエンマコオロギの赤ちゃん
に合うことができます。
9月にもなれば10センチほどの大きさになるカマキリも
今は3センチくらいで、か弱さがありかわいい姿です。

毎年毎年繰り返されることですが
やはり日々、自然の営みを発見するうれしさがあります。

平沢の里を子どもたちと歩く喜びを感じます。
みせて
平沢の里の中央を流れる吉田川です。
ところどころに橋がかかっています。
橋は一人ずつ渡ります。
ちょっとしたスリル、一人で渡りきる満足感があります。
この日子どもたちは何度も何度もわたりました。
「もういっかい・もういっかい」というきもち。
順番を待っている時間、気持ちがもりあがります。
 どんどん橋

畑に到着しました。

いっぽの子どもたちは畑は野菜のお家と言うことが

よくわかっていて、野菜たちのお世話をおしみなくやります。

イチゴのおそうじ

イチゴの雑草取りをしているところです。

「イチゴの家におじゃまして生えている草があるから

ぬいてあげよう」

みんなが抜いてくれたおかげで「さっぱり」しました。

役に立つってうれしいことです。

小さい子でもやれる仕事があります。

「ありがとう」って言ってもらえることはうれしいです。

子どもたちはいつだって、やりたい気持ちがいっぱいです。

そんなやりとりを通して、心と心がつながっていくのだと思います。

いっぽの4時間その日その日のドラマがあります。

筋書きがなくって、今の子どもたちと、その日の自然とで

その日の物語が始まります。

こどもたちどうしと自然が紡いでいく物語は、子どもたちの心

を培ってくれることでしょう。

里山やっほ6/19温泉チーム&いきものさがしチーム

この日、やっほ始まりは晴れていましたが、
活動中は雨が降ったりやんだりしていました。
やっほは荒天でないかぎり、雨の中でも外遊びです。

田んぼの畦を歩いて、道草くいながら、水場までいきました。

こんこんと流れ出る水をみて
子どもたちは大興奮。
もう、スタッフは見てるだけです。
子どもたちから遊びが広がっていきます。
水場にいる子どもたちは、おんせんあそびを始めました。
たけのとい
「お水いれて~」
「は~い」
「いいよ~」
森の中に子どもたちの声が響き渡ります。
温泉客がたくさんいるような、にぎやかなお風呂です。
おんせん
女の子たちのいい笑顔がすてきです。

こちらは「生き物さがしチーム」
サカナ網をもってじっくり、じっくり生き物を見つけ出します。
「こっちにいってみようよ」
蛇に気をつけながら草を踏んで歩きます。
おたまをさがしに
バッタをとったり
イモリ、沢ガニ、カワニナを
捕まえました。
カメラに納めて、お家に返してやります。

それぞれが満足したやっほの時間でした。

里山やっほ6/5田んぼでしろかき

報告が遅くなってすみませんでした!

6月5日のやっほは「田んぼ」に入って遊びました。
事前に親御さんに連絡をさせてもらったのですが
想像以上に、泥が服の繊維の奥まではいっていたことと思います。

田んぼの泥は命のスープです。
きめ細かい泥の中で、様々な生き物たちが暮らしているのです。

やっほの子どもたち
とまどい気味です。
「どうやってはいるの?」
「入っていいんだよ」
みんなとりあえず、長靴で入りました。
そしたら、長靴がぬけなくなっちゃいました。
このままだと長靴がなくなってしまうので、みんな長靴を脱いで入りました。
「きもちいい」「なんかへん」
バランスをくずして転んだ子もいます。
だんだん泥の中にいることが平気になってきました。
田んぼで
泥の中にいる子で、「ようい どん」でかけっこしてみました。

今日一番輝いていた子です。
よういどん
たらいに水をはったお風呂で
泥を洗い流して
お着替え。
さっぱりして、お家の方が待つ場所へいきました。
手をつないで

水玉模様の長靴がどろどろになったり、
かわいいもようのついたピンクの靴下がねずみいろ一色になったり
と自分の身に起きた初めての出来事を動揺をもって体験していたのが
印象的でした。

幼児期だからこそ、やってみたらどうってことなかった
やってみたら、すごく楽しかった
ということたくさんありますね。

【報告】6/2わんぱく題楽「さぁ!田んぼの準備!」

午前中は畑作業、ジャガイモ・玉ねぎの収穫と
サツマイモのつる挿しです。
子ども達は宝さがし?モグラのまねっこ大会か?
という調子でジャガイモをさがしあてていました。
玉ねぎはラッキョウのようでしたが、来年こそは!!
じゃがいもの収穫   つるさし

お昼ごはんは、オリジナルピザ。子ども達は2人1組で、
収穫野菜と持ち寄り具材、お手製トマトソースを
使ったピザを作りました。もちろん、生地も手作り。
ドーナッツ型や具材がてんこもりの、おいしいピザ
が出来ました。
ピザ作り
午後からは、どろりんピック。なんとまあっ泥人形が
何体も。泥団子をぶつけ合い、うらやましいやら恐ろしいやら、
でも大変良い代掻きになりました。
次回は「田植え!」
どろんこ

【里山のかやねずみ】5/21素敵な出会い

今日はとてもラッキーな出会いから始まりました。
なんと、トンボ池でモリアオガエルを見つけたんです!

もりあおがえる
もりあおがえる

この写真で、見えるかなー?
お母さんたちで教え合って
素敵な出会いを共有していました。

あそこにいるよ
あそこにいるよ

ホリデーさんのポカポカ広場は遊びの宝庫!
あっちにもこっちにも楽しいことが潜んでいて
自分の見つけた遊びを楽しみました。
Nちゃんはアリの巣を見つけました。

ありのす
ありのす

この小さな穴からアリが出たり入ったり。
この時のNちゃんの心の中では、どんな思いが巡っていたのかな?

やっほー
やっほー

Aちゃんは、お友達のママと「やっほー」って。
この時期になると、木々の葉が茂ってきて草丈も伸びてきて、
声は聞こえるけどAちゃんの姿を見つけるのは
ちょっとしたかくれんぼごっこみたいでした。
 
お昼ご飯のあとの午後の遊びの時間に、ひょうたん池に行きました。
ひょうたん池の横の丸太で親子列車が走っていました。

おやこれっしゃ
おやこれっしゃ

楽しそうな声に誘われて、このあと次々と連結していったんです。
今日の親子列車はとても長かったね。

【里山のかやねずみ】5/16里山の生命力

とんぼ池にモリアオガエルの卵塊ができました。
生き物の力強さを感じて、お散歩に出発しました。
今日は炭焼小屋方面へ。
 

もりあお
もりあお

 
道の途中にいろいろな出会いがありました。
エゴノキにオトシブミを見つけて観察したり
毛虫がアリに食べられているのじーっと観察したり。
 
草花遊びも楽しみました。
ウラジロでバッタを作って遊んだり。

ばった
ばった

親子で楽しむばかりではありません。
子供たちが水場でじっくり楽しんでいる横で
お母さん達の葉でっぽう遊びが始まりました。
Yくんのお母さんが、とても上手なんです!
大きくて綺麗な音が里山に響いて、
みんなも教わって挑戦!
はでっぽう
はでっぽう

Yくんのお母さんは、大きな葉っぱを見つけてきて
その1枚の葉っぱで何度も鳴らしていました。
「これもエコね」って、素敵なつぶやきが聞こえました。
 

【報告】6/16「野外活動スタッフ入門」開催しました!

雨が上がりつつある空の下、
第1回「野外活動スタッフ入門」が開催されました!
 
山田先生
山田辰美先生(常葉大学教授)を講師にお招きしました。
 
  
「野外活動スタッフ入門」はプログラムに参加するだけではなく、
活動の意義やねらいを感じてもらうための講座。

この日は、大人(スタッフ)の子どもへの関わり方の重要さを再認識させられただけではなく、
子どもを惹き付けるための草花あそびの技まで習得できました。
 
雨上がりの空の下
あっという間の2時間半でした。
 
  
たとえば今日は「田植え」の活動でしたが、
田植えを通じて一体何をしているのか、伝えていくのか。
田植え
 
子どもの感動にわたしたち大人が関わることで感動が何倍にも膨らみ、
一過性の感動を記憶に深く刻むことができるか。
次世代の子どもたちへ里山の文化や生き物の大切さを伝える中で、
子どもたちの成長にとって「和み」の場や機会の提供をどれだけできるか。

などなど講師からのお話は尽きず…
 
竹筒ご飯
 
朝切り出した竹筒に炊き込みご飯を
エコエデュスタッフがお昼に出したところ大歓声が挙がりました!
竹筒ご飯のおいしさ?のせいか話題はどんどん広がり、
解散時間を過ぎても参加者と講師とエコエデュスタッフとの交流は続くのでした。

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さて午後は、希望者6名と近隣の里山施設「遊木の森」へオプションツアーへ直行しました!
エコエデュの活動の舞台としてもよく利用している場所です。
モリアオガエル
調整池の木の枝にはにアオガエルの卵塊を発見☆
これひとつでも、伝えることがたくさん出てきて
それをどう伝えるか悩んじゃいますね。
 
*第2回「野外活動スタッフ入門」は、
  10/20「お米の収穫」の活動で開催予定です。

*この事業は日本たばこ産業
 「JTNPO助成事業」により開催されております。