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【里山BASE】一人ではできない、みんなでできた!【報告】

「俺、竹切る!」「俺も!」

元気な声が響き、のこぎりを手にしたい子どもたちが次々と集まってきました。

しかし、「どれを切ろうか?」と尋ねると、さっきまでの勢いはどこへやら。

 

「竹、切ったことある?」と聞くと、ほとんどの子が首を横に振ります。

そんな中、「ある!」と答えた子が一人。

彼がお手本となって、ギコギコと力強くのこぎりを動かし始めました。周りの子たちは真剣な眼差しで見つめます。

 

「ちょっと竹を押さえて!」

切っている子の声に、数人が駆け寄って竹をしっかりと支えます。ようやく竹が切り終わると、いよいよ初めての子の番です。

「思ってたより切れない…」

見てるだけだと簡単そうに見えても、いざ自分でやってみると、なかなか思うように進みません。

 

それでも、先ほどまで竹を切っていた子が「がんばれー、切れてるよー!」と温かい声をかけながら、竹を押さえて応援してくれます。

 

ついに自分の力で竹を切り終えると、その子は次の子にのこぎりを渡し、今度は自分が教える側に回りました。

「もっとこうやった方がいいよ!」

と、コツを教え始めます。

こうして「教え、教えられる」の連鎖が生まれ、時間はかかったけれど、全員が自分の手で竹を切ることができました。

切り終えた竹を手に、「ハイ、ポーズ!」

仲間と協力して成し遂げた初めての挑戦、やり遂げた達成が満ち溢れています。

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里山 BASE in winter 2025参加者募集中!!
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【里山やっほ】6,7月の子どもたちの様子

4月5月の経験から、里山やっほのやってみたいことをやっていい。いろいろチャレンジできる場であることが肌感覚で分かってきた子どもたち。

ちょっと怖いことも、だれかがチャレンジしていると、自分も!とほかの子がチャレンジするようになったり

  

  

 

子どもたち同士もやっほの仲間として一緒に遊んでいるのが当然という感じで関わり合いがふかまっています。

命輝く夏!生き物探しが始まると真剣そのもの
田んぼではオタマジャクシ

 

川ではカニ探し

 

 

魚とりは帽子を使ってひと工夫

「自分で捕まえたい」「自分が捕まえた子だ!」

 

生き物への思いは熱く時には思いがぶつかって、もめることも出てきましたが、そんな時こそ仲良くなるチャンス!

自分はどうしたいのか、相手はどう思っているのか。お互いの気持ちを言い合って折り合いをつける。子どもたちは自分たちでちゃんと解決する力がありました。
生き物が苦手な子も、生き物が住んでいる場所にその身を置くことで、感じることはいっぱいあるようです。安全な距離を見計らって、じっくり観察。

 

川遊びは生き物探しだけじゃないもんね
川の水は冷たくて気持ちいい!水かけ祭りが始まったり


ビニール袋にいれて感触を楽しんだり

 

 
去年からの経験者が中心になってダムづくりが始まりました。

 

自分の力で水の流れを変えられるダム工事。なんだかワクワクするようで、力を合わせて熱心に取り組んでいました。

年長になると、それぞれの知恵をあわせて、一緒に一つのことを楽しみ、目標に向かって頑張る。といったことができ始めます。
その遊びが、子どもたちから出てくるものであることが、とても意義あることだと考えています。

誰かから言われたことではなく、一つ一つを自分事として、考えやり抜く最初の一歩はこんな遊びの中からこそ生まれる。そう思っています。

思い付きや、ひらめきをいっぱい与えてくれる自然に抱かれて、子どもたちの心がさらに磨かれ、輝きますように。

休日やっほくを経て、9月からの里山やっほで会えるのを楽しみにしています。

【里山BASE】やってみるからこそ、気づくことがある!【報告】

今日は川でダムをつくりたい!
大きな石、中くらいの石、小さい石
それらを組み合わせて、水を堰き止めていく。

石を運ぼうとしたら・・・

「あ!なんかついてる!大きい石に小さい石がくっついてるよ」
「うわ~、中からなんか虫が出てきた!」
「なんだコレ?」

「こっちの石にもついてる!」「こっちにも!」
「この虫のおうちなんだよ」

さあ、ダムの続き。

大きめの石を積もうとしたら、
水流が強くてうまく積めない。

「なんで水を止めているのに、流れが強くなるの??」

思わず出たハテナ。
他の子たちも「ほんとだ、なんで?」

今日は川で魚をとりたい!

小さい魚が群れになって泳いでる。
そこに網を入れると…

捕っては水槽に入れ、捕っては水槽に入れ…

でも…

「あ、小さい魚が死んでる」

「入れるたんびに小さいのから死んでくんだよ」

すると、水槽に手を入れて、
「あったかくなってる!」
「川の水は冷たいよ」
そういって、水を入れ替えて、日陰におきました。

自分でやりたいことをやってみる!

夢中で遊ぶ中で、ふっと気づくことがある。

その体験が子どもたちの人生のBASEをつくっていく。

里山BASE in summer募集中!

【里山BASE】今日出会った友達と一緒に【報告】

蝉のにぎやかな鳴き声と、子どもたちの楽しく遊ぶ声が里山に響き渡る!
里山BASEがはじまりました!

「草の下をガサガサしたら、サカナとれたよ!」
いったいなんびきタモに入ったんだ~?

ダムの下で滝修行、水が冷たくてきもち~

「あの大きな石を持ってきてくれ!」
「ここから水が出てくるから、ここをふさぐ石がないかな?」
「ぼく、探してくるよ!」

友達と協力しながら、頑丈な自然100%のダムが完成!

遊びのタネがいっぱいの里山で、やりたいことを友達と一緒に叶えよう!

里山BASE、まだまだ募集中!

【探Q !キャンプ】③ウナギを釣ろう!【報告】

ウナギのいる川に到着!早くウナギを釣りたい!

どこにいるのかな?どうやったら釣れるかな?

達人は何て言ってた?

「海からきたウナギははじめは河口にいて、普段は岩の下に隠れているんだよ」

「目はよく見えないから、においでエサを見つけるんだ」

とすると…

隠れる岩があるところは…どこ?親子で川をよく観ます。

においが強いエサは…?「どの魚にする?」

自分たちで捕った魚たちを吟味して選びます。

さあ、いよいよ釣りがスタート!

達人から投げ方を教わりながら、レッツトライ!

「岩の下にいるから、あのへんに投げれば釣れるかも?」

「もう少し向こうに投げたいのに、うまくいかない!」

いろいろ試してやってみます。

「今、釣竿がゆれてた!ウナギ、かかったかな?」

竿を上げてみると…

「ウナギはかかってない…けど、エサは食べられてなくなってる!」

おかしいなぁ?

釣れた2匹は達人の竿。みんなの釣り竿にはウナギは食いつかなかった!

ザンネン!

なんで釣れなかったんだろう?

「次はこうしてみようかな」「ここを変えてみよう!」って思う気持ちが探Qの大事なことなんだ!

今回は釣れなかったけど、今度は親子で再チャレンジしてみて!

 

明日はウナギをさばけるか⁈

 ~続く~

【探Q !キャンプ】②ウナギのエサを手に入れよう!【報告】

みんなが狙う大きさのウナギは何を食べているのかな?

達人から教わったこと、「ウナギはにおいでエサを見つけるから、サカナの切り身とかにおいの強いものをエサにするんだ!」

サカナはどこにいるのかな? みんなで見つけに川へ行くぞ!

達人が草の下をガサガサやってみると!?さっそく、サカナをゲット!

今度はおとうさんたちが草の下を一生懸命にガサガサ!

      

つかまえた!サカナのつかまえ方がわかってきたぞ!

「ここはさっきやったから…向こうに行ってみようか」

う~ん、考えてるねえ!

 

もっとたくさんつかまえるにはどうしたらいいかな?

みんなで考えた結果、こどもたちが追い込み、お父さんたちがタモを構えて挟み撃ち作戦!うまくいくかな?

釣りでも、つかまえられるかな?いろんな方法でやってみよう!

「今度は自分でやってみたい!」

   

草の下にサカナが隠れている、足でガサガサやると隠れていたサカナが出てきた!

エビやヤゴ、お腹に吸盤みたいなものがついてるサカナもいる。

 

捕まえたサカナをじっくり観察すると…

「ヒレの色が種類によってちがう!」

「模様もいろいろだね」

川にはたくさんの種類のサカナが生きているんだ!

「ウナギはどれを食べるのかなぁ??」

いよいよウナギを釣りに出発だ!~続く~

【探Q !adventure】7月:大きな魚をたくさん捕まえるには!?課題をクリアするための挑戦!

探Q!adventureでは、子どもたちが里山での遊びを通して、なぜ?・面白い!・できた!・うまくいかなかった!をみつけて探究します。

「大きい魚を捕まえたい!・たべたい!」金曜チームは去年魚を食べた経験を生かして、ペットボトル罠をつくったり、自分でオリジナルの罠を作ってもってきたりしています。エサや罠を工夫してみましたが、魚はぜんぜん捕れません!


エサの工夫では、実際に川でそれぞれ持ち寄ったエサを試して人気の餌を調べました。「においの強いものが人気だね」「海のものが好きなのかな?」人気の餌はわかりましたが、普段この川にはないものばかり。一体魚はいつも何を食べているのだろう。

だれかが「魚が食べていそうな虫を見つけたよ」と言いました。「今度は自然にあるものをエサにして獲ってみようかな」と意見が出ました。桑の実をつぶして水の中に入れたら魚が寄ってきた経験から、山に生えているミントの葉をすりつぶしてミント玉をつくってみたり、小さいエビを捕まえてエサにしてみたりしました。えさなしで挑戦したメンバーもいますが、魚は1.2匹しか捕まりません。


今年は12人のメンバーがいるので、もっとたくさん!もっと大きな魚が獲りたい!そのためにはやはりエサは人気の餌がいいね、ということになりました。

今回は去年の経験を活かし目標をレベルアップしました。10センチ以上の大きさの魚を狙うこと。人数も去年より増えているのでたくさん魚が必要です。しかし、なかなかお目当ての大きな魚(10~12センチ)が獲れず、数もたくさん獲れないなどの課題が出てきていました。


大雨などの自然状況によって川の様子は都度変わっていきます。去年たくさん魚を獲った場所をみるとあまり魚は見えませんでした。ではどこにいるのだろう?魚が好んで居そうなところはどこだろう?今回は場所探しから始まりました。人気の餌をしらべてみたり、自然のもので試してみたりしました。罠もオリジナルで考えて作り、カニかごや追い込み漁の道具も試し、いろいろ作戦も立てました。


いろいろ挑戦してみた結果、魚がよく捕まる場所の特定、使うエサ、罠は決まりました。さて、魚を獲って食べることができるのでしょうか!?楽しみです!

探Q!adventure水曜日 体験受付実施中!

【里山BASE】夏がきた!!

里山BASE始まりました!

今年の夏も、里山に子どもたちの元気な声が響き渡ります!「夏が来ました!」と言わんばかりに輝く太陽の下、子どもたちの笑顔がまぶしく弾ける里山BASEが始まりました。

これから、お申し込みでも間に合います。里山でお会いできるのを楽しみにしています!

【探Q!キャンプ】①ウナギについて知ろう!

「ぬるぬるしてる~!」

初めてのウナギとのご対面!

「初めて見た!」と子どももお父さんたちも大興奮!

 

 

 

ウナギの達人も登場!

「ウナギは目がよく見えないんだ。どうやってエサを見つけると思う?」

達人は問いかけて、子どもたちに考えさせます。

「実はウナギは鼻がよくて、においでエサを見つけるんだよ。」

「へ~!」

 

エサの見つけ方、みんなが狙う大きさのウナギの食べ物、ウナギの動き、隠れ場所、などなど、達人からウナギの生態をたっぷり教わりました。

 

この知識が元となって探究が始まります。

果たして、ウナギを釣ることはできるのか⁉

そして、食べることはできるのか⁉

 

ここからが探Qのはじまりだ!

今からウナギのエサを探しに行くぞ! ~続く~

 

【ひよっこ】距離の縮め方【報告】

新しい場所が苦手なYくん
『知らない』って不安だものね

だからずっと
安心できる場所=ママ 
に抱っこしてもらっていたYくん

でも
虫を見つけたり
いろんな音を感じたりしていたら
どんどん意識は外側に

自ら、ママから降り
地面を踏みしめて
自分の行きたいところに進み始めた

橋の隙間から出ている葉っぱに興味津々!
不思議だよね!

Yくんは立ち止まり、しゃがみこんで、よーく観察

見つけたバッタも、ママと一緒にしゃがんで、見て触れて

どんどんと興味あるものとの距離が
近くなっていった

そして最後に、蚊取り線香を見て
「これなに?」という言葉が

人生で初めて、疑問に思ったことを口にしたという

自然に出ると
いろんな疑問が生まれる
興味がたくさん出て来る
そして、動く

そんな素晴らしい瞬間に
たくさん触れた時間でした