里山BASEには、『3か条』があります。

1、自分で決めるべし!

2、考えてチャレンジするべし!

3、他のお友達のことも考えるべし

子どもたちはこの3つを胸に、一日遊びまくります。

 

ある日、1年生の男の子が秘密基地を作り始めました。

イメージは、壁があって、屋根があって、何があっても壊れない!

周りにはたくさんの丸太が転がっています。

秘密基地1

一人で運ぼうとしますが、とても重たくて大変!

それに気づいた(もちろん初対面です!)お友達が手伝いに来てくれました。

秘密基地2

「これを載せたら屋根ができるかな?」

秘密基地5

でも、上手に載せられません。

「別の場所に作ればうまくいくんじゃない?」

秘密基地6

「基礎の丸太を置いて、柱を立てる?」

4年生のお兄さんがアドバイスと力を貸してくれます。

思うように柱が立たず、寝かしてみたり、他の丸太を運んで重ねたり。

3年生のお兄さんも加わって試行錯誤。

秘密基地7 秘密基地8

地面は斜めだし、うまくたたないし、作りにくい!

 

別の場所にしてみようと、もう一度、場所探しから。

「この柿の木に立ててみたけど、できそうだよ。」

秘密基地9

更に助っ人のお兄さんも加わって、壁ができてきました。

秘密基地10

壁に杉の葉も立てかけて、まさに「秘密」の基地に。

 

お昼はここで食べました。

ここで食べる

一つ、自分で決めるべし!

自分で「ここに秘密基地をつくる!」と決め、

一つ、ほかの友達のことも考えるべし!

ほかの友達のことも考えながら、上級生の仲間に力を借りて、

一つ、考えてチャレンジするべし!

何度でも、場所を変え、材料を変え、「考えてチャレンジ」して、

見事に秘密基地が完成しました!

 

子どもたちは、場があれば夢中になって遊びますが、

この3か条があることで、

「今日何をがんばったか」

「どのようにがんばったか」

「それにどんな価値があるのか」

を振り返ることができます。

今はまだ、本当の意味はわからないかもしれないけれど、

きっとこの経験が一人一人のBASEの地層になると、信じています。