一つ!自分(たち)で決めるべし!

里山BASEには話し合いで決めるという文化があります。
「今日やりたいこと~」
と聞くと、一人一人が本日の里山でやりたいこと・チャレンジしたいことを発表してくれます。
話し合いでは大人は決めません。
決めるのは子どもたちです。
話し合いも子どもたちが主導となって進めていきます。

この日は、ベテラン小学生たちが進行を務めます。
みんなの今日やりたいことを叶えるため、どんな場所に行けばよいか、川と山どちらから行けばよいか、どんなルートを行けばよいか・・・

「初めての1年生もいるから場所の説明もしないと」
さすが!わかっていますね。

また別の日は、参加3回目の男の子が挑戦!
2年生の男の子も書記としてサポート!
ベテラン勢の進行を今まで見ていたため、スムーズに話し合いを進めていきます。

また別の日では、1年生コンビが司会進行に挑戦することもありました!

スムーズに進めるのはさすがに難しそう…だけど、大丈夫。
上級生のお兄さんお姉さんがフォローしてくれます!

慣れ、不慣れはあるけれど、決していつも同じ人がみんなの前に立つわけではありません。
BASE3ヵ条「考えてチャレンジするべし!」
挑戦権はみんなに与えられています。

では外に出たらどうなるのでしょう?
ある日のこと。
先頭は里山の道をよく知っている男の子たちが行きます。

人数が揃っているかちゃんと番号をかけて、後方が遅れていたら立ち止まって、水分補給もちゃんとして・・・さすがの安定感!

でも彼らだってすべての道を知っているわけではありません。
なら知っている友達の力を頼ればいい!
ということで先頭交代です。

新しい先頭さんは少し急ぎ足になりがち。
実は先頭を歩く人は細やかな気配りも必要。
これから少しずつ身に着けていきたいね!

さらに途中からは経験の浅い2年生の男の子に交代!
初めての道ですが、すぐ後ろで先程の先頭を歩いていた子が「こっちだよ」「向こうだよ」と道を教えています。

なんで交代したのかな、と思ったら…どうやら蜘蛛の巣が苦手だった様子。
新しい先頭の子は…なるほど、木の棒で蜘蛛の巣を払いながら歩いてる。

平気なんだね。うまい役割分担だ!
さらにこの後、川遊びの後はめずらしく女の子が先頭を行きました。

この日は計4人の先頭さんが生まれ、お友達を率いてくれました。

と言っても、先頭さんだけがリーダーではありません。

列の後ろのほうで、「ここ滑るよ」とか「ちょっと待って~」と周りに声をかけてくれる子だって、立派なリーダーです。

考えてチャレンジすれば誰でもリーダーになれる!
でもどうしたらもっと良いリーダーになれるかな?と考えていくとまた次のチャレンジが生まれるね!

友達のことを考えてチャレンジできる、そんなリーダーがたくさん育つことを願っています。