この日、はじめてかやっこに来てくれたYくん。
最初は、知らない所、知らない人ばかりなことに
泣いてしまっていましたが、
子ども達が、みんなで楽しそうに
遊んでいるのを、じーっと観察し始めると
少しずつ真似っこ。
楽しくなってくると、顔が綻んできていい顔に。
さあ、ここからお山に登るよ~。

冬イチゴまだあるかなあ。
何度も楽しんできた子ども達は、
斜面を登ることも、慣れっこ。
我さきに、どんどん藪の中だって行けちゃいます。

久しぶりにお山にきたKちゃん。
お山でおえかきするの。と、紙も持参。
3才は、自分の意志がはっきりしてきて
頼もしくなっています。

みんな大好き、ミカン転がしの坂。
ぽーい!と下に投げると、ころころ~。
楽しすぎてずーっとやっていたかったね。
 

「ミカンの中に虫がいる!」
と、投げていたミカンの中に見つけたSくん。
一瞬、ぎょ!っとした大人を後目に
「かわいい~」と嬉しそうに眺めています。
恐る恐る除くと、小さなテントウムシより小さな
甲虫が、みんなで冬眠中でした。
みんなでくっついて寝ている姿が、かわいいかったんだね。
虫愛ずる若君。その感性を大事してね。

今日、初めて遊びに来たYくんは、いっぱい遊んで
疲れちゃったのか、お昼ご飯を食べ終わるとスヤスヤ。
ポカポカのお日様に抱かれて、気持ちよくお昼寝ができました。
「何をしにきたのやら」と、お母さんはおっしゃっていましたが
今日のYくんは、体も心もめいいっぱい使って遊んだからね。
体力が付けば、お昼寝しなくなってきますよ。
この時がチャンス!
お母さんも、自然の中で、ゆったり過ごす時間を楽しんで。
他の子の様子を観察する機会でもありますよ。
お母さんの心が満たされていることが、親子が健やかに過ごせる
大事なことのひとつだから。

大変だけど、一番可愛いこの時期に
子育ての楽しさを満喫してもらうのが
かやっこの大事な役目でもあると思っています。

<今日の絵本>
きゅっきゅっきゅっ
いっしょだよ
はなをくんくん

里山のかやねずみ:大野