小川がそよそよ
お母さんと一緒に
葉っぱを流してみることに。
「流れたね!
あれ、でもあそこで止まっちゃったね、なんでだろ?」

なんでかなぁ、と、
女の子の視線は葉っぱから離れない。
すると女の子は
これは流れるかな?
これはどうかな?と、
違う葉っぱをどんどん選んでどんどん流す。
あ、これは流れたね。
これは止まっちゃったね。
「今日は、たけのこを掘るぞ!」
意気揚々と出かけて行ったが、現実は厳しかった。
思ったより見つけるのが大変で、「見つからな~い」「手伝って~」という声がそこら中から聞こえてきた。
「あった!」
やっと、自分で見つけることができると果敢にたけのこ掘りに挑んでいった。
けれど、またすぐ困難が…。土が硬くてなかなか掘ることができない。またまた、弱気な声が聞こえてきた。
「掘れな~い」「手伝って~」。
午前中いっぱいたけのこ堀りをしていた子が満面の笑みでビニール袋を見せてきた。
「見て!4つも掘った!」
弱音を吐いていた子がたくさんのたけのこを持っていることに驚いた。
「どうやって、こんなにたくさん掘れたの?」
と、聞くと、屈託のない笑顔をして
「2つは頑張って掘ったよー。あとは友達が手伝ってくれたー」
その竹の子は特別だね、と伝えると不思議そうな顔をした。
後ろで聞いていた子が口をはさんだ。「だって、自分で頑張って掘った竹の子は特別だよ。きっと、おいしいよ。」最後まであきらめず、友達にも認められた竹の子の味はきっと格別なもの。自然の中でまた一つ宝物が見つかった。
森に小さな粘土工房がオープン!
「どこに粘土があるの?」噂を聞きつけて、大勢が集まってきました。
「私も土器やお皿を作りたい!」

「ここのねんどは固いな!掘りにくいよ。」
「こっちのはやわらかいよ~」
と違いに気づいて、共有しています。

「へぇ!よく見つけたね。あんなところからねんどを取ってきたの!?」
「チームワークで取ってきた」と満面の笑顔で語る、粘土チーム。
みんなで力を合わせれば、難しいことも乗り越えられる!
そんな自信がついた瞬間でした。

「なかなか平らにならない!」
「どうやればきれいに作れるの?」
全く思い通りにならないボソボソ粘土・・
試行錯誤して作戦を編み出した子たちは、みんなに教えてあげます。
「水を使って、伸ばして柔らかくしたらいいんだよ。」
「岩を使うと平らになるよ!」
アドバイスをもらってやってみると、なんということでしょう♪
それぞれ思い通りの作品を作り上げました。みんな大満足です!

さて、無事土器は焼けるのでしょうか?
「土器を焼く」編へ 続く!
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ツルの輪を使った輪投げが始まった。
最初は桜の木の枝に入ったら何点とか、子どもが手に持っている枝に入ったら何点とか。
それが一段落すると、1人が棒を地面に差し始めた。
長い棒だったり短い棒だったり。
遠かったり近かったり。
すると今度はここで輪投げが始まった。
途中から
「目をつぶって❗️」
なんてルールも飛び出したり。
そのうち1人が輪っかを持って木に登り始めた。
木の上でその輪っかを枝に掛けている。
どうも向きを気にしているよう。
3つの輪を同じ向きに丁寧に掛け終わると、
木を降りて短い枝を拾い始めた。
そして、先ほどの輪っかに向かって投げた‼︎
「なかなか入らないなあ」。
棒に入れる輪投げから、輪に入れる的当て❓へ。

子どもたちの間でどんどん変化する遊び。
変化しているのは子ども自身であり、
その日集まった子どもたちの関係性。
その変化の深まりが遊びの変化という形に現れる。
里山BASEでは、
①自分で決めるべし
②他の友達のことも考えるべし
③考えてチャレンジするべし
の3ヶ条のもと、自然にあるもので1日めいっぱい遊びます
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クリスマスイブの日。
松ぼっくりのクリスマスツリーを作りたかった女の子。
でも飾りが見つからない。
スタッフが一緒に木の実や葉っぱを探したが、なかなか見つけられない。
「何か見える!」草むらの下をのぞき込んで呼びかけた。
女の子ものぞき込むと、
「赤い実がある!」
「こっちにも、いっぱいあるよ。」
「これも、飾りにつかえそう」
それから女の子は、色とりどりの木の実や花、葉っぱや蔓も、どんどん見つけた!
「もぐって下を見たり、横を見たり、見上げたり。いろいろな方向を見るとたくさん見つかるね」。
視野をひろげてみてみると
あんなものやこんなものに気付くことができる。
それがきっかけで、ものの見方が変わったり、新しい可能性を生み出したり。
視野がひろがると思考もひろがる。
ただそこにあったものが、素敵な素材になるんだってことにも。
カラフルじゃなくても、飾りになるタカラはたくさんあることも。
大満足の“独創的な松ぼっくりツリー”の完成です♪
☃里山BASEでは、
①自分で決めるべし
②他の友達のことも考えるべし
③考えてチャレンジするべし
の3ヶ条のもと、自然にあるもので1日めいっぱい遊びます☃
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夏の経験から青空広場での粘土取りに期待を膨らませて行ったこどもたち。
粘土の採掘場所に行ってみると、乾燥していて硬い。
「水があったらいいよ。」「ここを掘ると柔らかい!」「よく練るといいかも!」
など、みんなで試行錯誤して、だんだんと形作られるところまできた。
すると、初参加の5年生が「これ焼けたらいいね」。
それを聞いた経験者の3年生は
「そうだ、火を起こしたらできるじゃん。やったことあるよ。網の上に乗せて焼くんだよ」。
「やろうやろう!!」
他のみんなも加わってきた!
さあ、点火だ!みんなが集まってきて、ドキドキしながら火を囲む。
俄然やる気が出て、さらに夢中になって作品を作り出す。
鳥やハートや葉っぱの形のはし置き、
コップのようなものは大地の器と名付けられた。
「もういいかな?」「このくらいでひっくり返そう。」焼き加減を吟味し、
冷まし方も石の上に置くのがいいのか、地面の上のほうがいいかなど、
出来栄えをよくしよう!とやってみたり相談したりして
考えながらチャレンジしていた。
初の焼き上がり作品はこちら!世界にひとつ、お宝の完成です♪
さあ、粘土をこねて焼いて土器になったら、触り心地・重さ・硬さ・におい・温度はどう変化したのでしょう?体験したこどもたちは知っています!
「村をつくるのはどう?」
2024年をひみつ基地づくりで終えた水曜メンバーは、
年明けは基地の解体からスタート。
みんなで協力してきれいに解体!
そして基地づくりに自信がついたメンバーから新たな提案が!
「いいね!」「それぞれペアになって家を作ろうよ」と“むらづくり”スタート。初めはペアで、ある程度形になってくると、今度は「自分の家を作ろうかな」とペアとわかれて各々活動が始まります。
するとそれぞれの役割が出てきました。「ふゆいちご屋さん」「けいさつ」「リラックス屋」「カフェ」「石屋」「貯金箱屋さん」などなど、、、
むら全体を見ながら、むらにいま必要なものはなにか?自分なりに考えてそれぞれが自分の役割を見つけます。またそれぞれのお家におじゃまするのに“通貨”(葉っぱ)のルールもできました。
「特産品は?」「むらのなまえは?」まだまだ考えることが沢山!
仲間のことを観察しながら、もっと“いい村”にするには何が必要だろう、 とひとり一人考えます。
これがあったら面白いな、楽しいかな、自分の寝床も作って招待したいな、自分の思いをかたちにします。
ひとりではむずかしい時は仲間を頼って、頼られて、だんだん村になってきました。
エコエデュの環境教育のフィールドはまさにウィルダネス!
ウィルダネスとは、すぐに専門的な医療処置を受けられない状況のこと。
市街地にほど近い里山と言えど、緊急時の救助が市街地に比べて遅れることが予想されます。
また災害時には救急車も出動できず、傷病者の数も複数にのぼることでしょう。
そんな事態に陥った際、自分には何かできるのか?!
今回は、1月11日から13日に
WⅯA(ウィルダネス・メディカル・アソシエイツ・ジャパン)のインストラクター、“がめら”こと吉沢さんと”だいちゃん”こと高橋さんのお二人を講師に迎え、
目の前の傷病者に対しての対応の優先順位や判断の基準、さらに実際の処置の方法を学ぶことができました。
野外災害救急法は特定の環境でないと発揮できない画一的なものではなく、
複雑な状況下にあっても、シンプルな分析的思考によって医師でなくても
ある程度の処置や判断が行えるようになるという画期的な手法。
3日間の講習のみでは、まだまだ適切な判断と対応はできる言えませんが、
一刻を争う事態に陥った際、何か出来ると出来ないの差は大きい!
今回は当会の多くのスタッフがこの野外災害救急法を受講し、
実際の活動時を想定しながらスキルアップができたことで、
エコエデュの活動がより安心できるものとなると感じました。
