12月になると、子ども達の大好きな冬イチゴが
森の宝石のように、緑の葉の影に隠されていて
それを探すのに、夢中になる姿が沢山見受けられました。

こんな斜面でも、ためらう事なく
どんどん登っていく子ども達。

そんな中でも
「森の動物のために、残してあげないとね。」と
以前お話したことをちゃんと覚えていてくれて
みんなに伝えてくれたYくんや、年中さん達に
採ったイチゴを分けてくれる年長さん達の姿が
見られて、
「三つあったら、一つは自分の、一つは後から来るものに、一つは森に」
というお話をしたことを、ちゃんと覚えていてくれたんだなあ、と
嬉しくなりました。

イチゴを食べたら、このところお気に入りの
木登り広場へ。
タイヤブランコで、おどけて遊ぶ男子に
女の子達も大笑い!
 

丸太のシーソーは、捕まるところが無くて
ドキドキなんですが、ちゃんと呼吸をそろえて
足を挟まれたりしないように気を付けながら
キャーキャーいって遊ぶ姿が。
二学期にはいって、子ども達同士の関わりが深くなり
子ども達の中に年長、年中、園の違いを越えて遊ぶ姿が
よくみられるようになりました。
その分、トラブルも逆に増えましたが、それも
関わり合いが深くなり、遠慮がなくなったからこそかもしれません。
いろんな子が居て、面白い。
自然界も、いろんな生き物がいて成り立っています。
違いを受け入れる寛容さと、相手を思いやる気持ちを
育てていってくれたら、と思っています。
 

モノづくりが好きな子達は、長い蔓を見つけると
すぐにリースづくり。
得意な子が、他の子に教えてくれる姿が
ここでも見られました。

そして、やっぱりやりたい。秘密基地作り。
「玄関はここね」
「看板つくるの」と
広場で拾ったもので工夫して作る子ども達。
蔓や、長い草を使って縛り付ける手付きも
様になってきました。
 
去年、木の下の秘密基地で、クリスマス会をやったことを
思い出したRちゃん。
今年も、森のクリスマスしようよ!と
張り切って、秘密基地作りを始めました。
ちょうど、いい屋根もあって。
去年は、パンダになった子がいましたが
今年は赤ちゃんが登場!
この写真は「パパ~」と甘えているところ♥
 

今年最後のやっほの日。
先週みんなで決めたとおり
木登り広場でクリスマス会をすることに。
スタッフのおっかーが焼いてきてくれた
カップケーキに、冬イチゴをトッピングするため
イチゴ摘みをしてから、木登り広場へ。
道中、見つけたイチゴを丁寧に袋に集めていました。

少し遊んだ後、さあ、クリスマス会の始まりです。
Oちゃんがチケット屋さんになってくれて
チケットを配ってくれました。 
 

今年は英語の幼稚園に通っている子が何人かいるので
英語のクリスマスの歌と、日本語のクリスマスの歌を
交互に歌いました。
お互いに聞いたことのある歌が違う言葉だったことが
新鮮だったようで。
違う園で育ってきた子ども達が集まっているからこその
おもしろさだなあ、と感じました。
 
そのあとは、お待ちかね。
クリスマスケーキの飾りつけです。
沢山イチゴを採って、袋の中でジャムにしていた
Kくんが、みんなにジャムを分けてくれました。
自分の分が少しになってしまったのに、
みんなに分けてくれて
ありがとうね。

みんなで食べた森のクリスマスケーキ。
美味しくって、パクパク食べちゃう子。
大事に少しずつ食べる子。
おうちに持って帰る。と、大事に持って帰った子。
それぞれ、いい思い出になったかしら
 

冬休みが明ければ、三学期。
年長さん達と一緒に遊べるのも
あとわずか。
たっぷり、里山やっほを満喫してくださいね。

里山やっほ:大野