2月になると、あと少ししかやっほに来れない。という
気持ちが強くなるのでしょうか。
どこに行きたい?とみんなに聞いた時。
前回と同じ場所で。という感じだったところ、
いつも、みんなの気持ちを優先して、
自分の意見を押し通すことのないSくんが、意を決するように
「木登り広場にあんまり行けてないから行きたい。」と
みんなの意見とは違う発言をしてくれました。
その意見にはっ、とした子ども達は、木登り広場にしよう!
といってくれました。が。
Kくんは納得できません。彼は、絶対に芝生広場でやりたいことが
あったのです。みんなが、「あっちでもできるよ」等
説得を試みますが、絶対に折れません。心に決めてる。といった感じです。
もう、出発しないと、遊ぶ時間も無くなる。
Kくんだけ、こっそり行って、あとから合流する?
でも、一人だとさみしいよね。という話をすると、
今度は、みんなが、いっしょに行ってあげるよ。と優しい言葉。
さっき、木登り広場に行きたかったSくんまで
そう言ってくれました。
でも、それだと、Sくんの気持ちを大事にできないかも。
3回あるから、来週と再来週も木登り広場にするっていうのはどう?
と、提案すると、全会一致で、賛成!
多数決でなく自分の思いも、お友達の思いも、大事に聞いて
話し合う力を持っている。
ホントにステキな子ども達です。

話し合いで時間を食ってしまったから、最短コースでいくよ!
と、アップダウンの激しい道を、凄い速さで歩く子ども達。
その時も、いつもの注意事項を自分達で言い合って
みんなで気をつけている姿は、頼もしい限りです

芝生広場に到着!
Kくんがやりたかった、先週盛り上がった帽子投げ。
付き合ってくれた子ども達、ありがとうね。
Kくんも、それで気が済んだようで
吹っ切れたように、駆け回っていました。

広い芝生広場だと、ラグビーだって出来ちゃう!
なんと、自分達の靴をボールにしてラグビーごっこを始めちゃいました。
足、痛くないもん!ですって。
そのうち、女児チームが対戦相手になってくれて、
みんな走る走る~!
Sくんは、応援団役もしてくれて、大盛り上がり!
ラグビーワールドカップが残したレガシーはこれかな??

  

そうかと思えば、こちらでは、音楽会。
ドラムがあったり、フルートがあったり。
自分達の知っている、パプリカ等の歌も合わせて
披露してくれました。

夏ミカンの木では、子どもが生ってるみたいに
みんなでのぼったり、おじさんのつくってくれた
ロープのブランコでミノムシみたいにぶら下がったり。
こんな遊びも、随分体力がついて、それぞれが進歩。
できない~、と泣きつく人がホントにいない、頑張り屋さん達です。
 
おうちごっこ、Uちゃんと、Aちゃんの会話は面白くて
他のお友だちも、面白いねぇ、とつい、聞いてしまいます。
想像力があれば、どんな環境だって楽しめるって証明をしているよう。

「今日、楽しかった事を教えてください。」
と、終わりの会をする中で、はじまりの会で
自分の思いをしっかりみんなに伝えたSくんが
嬉しそうに手を挙げてくれました。
自分の思いを受け止めてもらえた経験が、
Sくんの中で大きな自信となって、
春からの新しい環境にも
逞しく乗り越えていってくれるといいなあ。

ギリギリまで遊ぶから、いつも走って帰る子ども達。
きょうは、みんなでかけっこ!
位置について、よーいどん!
年中さんも、負けずにがんばったね。
 

2月12.19と、約束どおり、木登り広場へ。
道中、グリーンクラブさんには、きれいな花がいっぱい。
山を越えて見えた桜に「わあ!」と歓声があがって
花見の寄り道。
いいにおいするかなあ。
 

出発する前に、Aちゃんのお母さんから
貴重な、ミヤマアカガエルの卵塊を見せていただきました。
実は、お山の池に、ヤマアカガエルという、別のカエルが
卵を産んでいるのを発見されて、研究用の卵を
子ども達のために、わざわざ持って来てくださったのです。
同じアカガエルなのに、卵の様子は全然違っていて、
「こっちの方が丸いね。」「ぜりーみたい」等、見比べていました。
  
そして、この日は、もう一つ。生き物の痕跡を見つけました。
なんと、野ウサギのウンチです!
カラカラに乾いていて、臭くもなく、草の塊の様。
Kくんは、お母さんに見せる。と、大事そうに数えては
袋に詰めてくれました。

木登り広場でも、やっぱり秘密基地遊びは
やりたいようで。
「合言葉を言え!」
「英語で海のいきものだよ」
「ドルフィン」「なんでわかるの~!」
というやりとりが。

木登り広場にある、木馬さん。
お話の世界に入り込んでいくUちゃんと、Aちゃんに
混じっていけるKくん。大物かも?!

先日遊んだラグビーごっこ、こっちでもやりたい!
ということで、今回は落ち葉を詰めたビニール袋で。
足場が悪いのに、やっぱりやりたいんだよね。
この日は、女子ではRちゃんが唯一参戦!
  

こちらでは、幼稚園でもやってるの。と
焚火でお料理を出してくれる
ダイニングレストラン?!
大きなうちわも用意されて、
落ち葉をいろんなお料理に見立てて作っているのが
なんだか、本格的です。

アオキの葉っぱのお手紙やさん。
もう、ほんとのお手紙遊びができる
年齢の子ども達なので、書く姿も真剣です。

こちらでは、YちゃんとNちゃんが
何やら相談して、鉄棒を作ろう!と
頑張っていました。
子ども達の組み合わせが、色々変化し、
誰とでも遊べるチームになっているのも
やっほの子ども達のいいところ。

そして、木登り広場、というだけあって
やっぱり、ここでのチャレンジが楽しいんだね。
ただ登る、だけでなく、違う方向から、違うやり方で。
と、いろんな登り方を編み出して、登る姿は、
ストイックでさえあります。
Mちゃんの頑張りぶりは、本当に見事でした。

そして、Sちゃんの素敵曲芸師ぶりに、
挑むチャレンジャーが!
Yくん、Nちゃんが、こんなことをできるようになるなんて。
ホントにこの1年の成長は、それぞれの子ども達のチカラが
無限にあることを改めて、つよく感じさせてくれました。
  

里山やっほ:大野