『探究』がテーマの里山QUEST。
4月から、ハテナをたくさん見つけてきました。
ハテナを見つけたら…
その答えを予想!
その予想が合ってるかどうか、
どうやって確かめる?
と、『探究』を一歩一歩進めてきました。
そんなある雨の日。
2年生女子が
「雨の日は原っぱと森ではどっちが虫が多いんだろう?」
とみんなに投げかけました。
予想は?
ほとんどの子が「森のほうが多い」
理由は、「森は葉っぱがたくさんあるから」
「木がたくさんあって隠れ場所が多いから」
なるほど。
どうやって確かめる?
「原っぱで見つけた虫と森で見つけた虫を別々のかごに入れて、比べる」
いざ、森へ出発!
「虫どこにいるかな~?」
「葉っぱに似てて、わからなかった」
「ナナフシって本当に7つフシがあるの?」
「数えてみよう」
地面にいる小さな虫もつかまえました。
かごに、土や葉っぱを入れて、森のようにしました。
「きれいなシマシマ。なんでシマシマ?」
「なんで死んじゃったの?」
発見から、ハテナがどんどん出てきます。
歩き進んでいくと、開けた場所に出ました。
子どもたちによると、「ここが原っぱ」
森や原っぱには、虫以外の生き物もいっぱいいるんだね。
結果は?
「原っぱのほう多い!」
あれ?予想と違ったよ。
「ああ、違ったね」
で終わらないのが、里山QUEST!
「どうして原っぱのほうが多かったのかな?」
「森は隠れ場所が多いから見つけられなかっただけかもしれないよ」
「森と原っぱはつながっているから、森から移動してきたのかも」
「原っぱと森では見つけた虫の種類が違った」
「森と原っぱの違いは何?」
「今日は飛んでいる虫があまりいなかった。雨だからかな?」
「晴れの日に探したら、違うかもしれない」
次々と、予想と違った理由や、
やってみて気づいたこと、
さらに、新しいハテナまで出てきました!
すごい!!
来週はどうする?
「晴れの日はどうなのか、確かめたい!」
ということで、翌週は
「はれのひ むしせんしゅけん!」
が開かれたのでした。
さあ、結果はどうだったでしょうか?
こうして、ハテナから新しいハテナへ。
探究のスパイラルがエンドレスに創られていく。
これが、里山QUESTです。