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【報告】里山QUEST11月 ー失敗するからできる学びー

子どもたちのチカラでQUEST-探求-する、里山QUEST

週一回、水・木曜日の放課後に里山に集い、それぞれのQUESTを深めています。

 

木曜チームは、先月に引き続き、カニへのQUEST。

先月はカニをなかなか捕まえられず。

その後、本を借りてきて調べたり、

考えて作戦を練ったり、道具を使ったりして…

ついに、カニを捕まえた!!

 

やったね!

でも、ここは里山QUEST。

捕まえることが目的ではありません。

 

まずは、カニをじっくり観察。

これは、オス?メス?

借りてきた本を調べると、毛がふさふさしているのがオス。

小さくて毛が少ないのがメスだった。

なんで、オスの方が立派な感じなんだろう?

「ライオンとかと同じで、俺は強いんだぞ!と

大きく立派に見せるんじゃないか」

と考えました。

さらによーく見ると、大発見!

「ヒョウ柄だ!」

甲羅に、小さなヒョウ柄の模様が。

 

さらにさらに、身体測定!

「どうしたら体重をはかれるかな?」

「はかりの上にのせて、上からぎゅって押さえればいいんじゃない?」

「上から押さえちゃうと、おもくなっちゃうよ」

「カニとケースを合わせた重さをはかって、

となりのケースにカニを移して、ケースの重さだけはかれば、

引き算できるんじゃない?」

自分たちで、どうしたらいいかをよく考えました。

 

つよくん・つよちゃん(→モクズガニの名前です。海からこんなに離れた吉田川まで

上ってきた強いカニだからと命名)は川に放したけど、

指を挟んだあの力も測りたかったな~。

 

一方の、水曜チーム

秋の自然のものを使った作品作りがブーム。

 

作りたいもののイメージに合う材料を拾ったり摘んだり、

里山にあるものからのびのびと発想を広げたり。

もう暗くなるのが早い中、宝物探しのように木の実などを拾いました。

 

そして、事務所に戻って制作の時間。

それぞれがイメージしながら自分なりの作品を作っていく中、

「ドングリをななめに付けたいのに、うまくいかない…」

と困ってしまう子も。

その日は結局、完成しませんでした。

 

そして翌週。

先週の失敗があったから、今回は材料選びから慎重に。

どんぐりやその帽子、一つひとつ形も違います。

よく見て、出来上がりを想像して材料を集めていました。

 

今回はイメージ通りのものができて満足そう!

素敵な作品の完成、おめでとう!

 

 

偶然出会ったカニや、この時季ならではのドングリなどの自然物を題材に、

よく観察したり、調べたり、それを自分なりの方法で表現したり。

失敗して、試行錯誤しながら、自分たちのやりたいことを叶えて行きます。

 

失敗しないとできない体験もあります。

でも、いま時代、どれだけ失敗をできる場があるんだろう?

ここは、試行錯誤し、失敗もたくさん経験できる場。

そんな経験全部が、子ども達の未来への栄養になっていると信じています!

 

ただ「体験した」で終わらず、QUEST-探究-していく。

それが、里山QUEST。

 

QUESTはまだまだ続く!

********************
2019年度小学1~2年生の里山QUESTメンバー募集中!

16:00~18:00、静岡市街部からの送迎付きで実施。

水曜日・木曜日ともに若干名募集中。

体験も大歓迎♪お気軽にお問い合わせください!

詳しくはこちら↓

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【里山のかやねずみ】12月集合場所

里山のかやねずみ12月集合場所は

3.5.19日……りんご園
10.12.17日……遊木の森はらっぱ部
 
12月のお楽しみは10日(火)予備日17日(火)
        「森のクリスマスリースを作ろう!」です。
   材料となる土台や、木の実、アイビーの葉は用意しています。
  その他、リボンや、オーナメント等、飾り付けたいものがありましたら
  ご準備ください。 

【里山のかやねずみ】11/12

朝方まで雨だったからか、朝靄と、
キラキラ光るお日様がとってもキレイだった遊木の森はらっぱ部。
朝の森は格別きれいだよね。

ちょっと寒くなってきた頃なのに、ミミズさんが出てきちゃいました。
この、やたら太いミミズさん。シーボルトミミズというらしく
ツンツンとつつくと、プシューっと体液を飛ばすんです!
ちょっと、面白くなって、ツンツンしちゃったっけ。
調べてみたら、どうしてそんなことするのかわかるかも?

この日は、お楽しみ日でしたが、その前に。
ちょっと探険。
ここどこ??迷路みたいな、アオキの森を抜けると。

ありました!
蔓のブランコ!
かやっこの人だけのナイショのブランコです。
3才のSくんは、さすが、もう1人で乗れちゃうんだね。
大人でも、ちょっとスリリングなブランコです。

東屋前の溝で遊んでいたら、出られなくなっちゃた!?
たすけて~、と遊んでたら、みんなが
頑張れ頑張れ!と、大きなかぶのように引っこ抜いてくれました。
そのあと、こっそり、僕たちだけで大きなかぶごっこ?
お友だちを助けたいKくんと、よくわかってない1才のS くんの
やりとりが微笑ましい瞬間でした。

 

さあ、いっぱい遊んだら、お待ちかね。
お楽しみ日の制作です。
この日は、木粘土という木くずで出来た粘土と
木の実を使って、思い思いの形を作る遊び。
あまり使ったことのない木粘土の感触を
最初はじっくり味わって。

ドングリや、お茶の実、ヒノキボール、杉玉。
森の宝物たちを使って、さあ、どんなものが出来るかな?
1才さんも、案外頑張っててびっくり!
 
あっという間に、
いろんな形のものが出来上がりました❤

子ども達が持って帰った木の実たち。
ちょっとした工夫で、違う遊びも体験できますよ。

おうちでもぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

<今日の絵本>
うさこちゃんおばけになる
きゅっきゅっきゅっ

里山のかやねずみ:大野

 

【里山やっほ】11月

11月は、10月の遊びが楽しくて、そのまま継続!
秘密基地作りは、かまどが出来て
焚火を仕込むごっこ遊びや、
おままごと遊びにも広がり、
力を合わせて、作る中で、いままでと
違うお友達との関わりが、更に濃くなっているようです。

細かいお仕事が得意な女子チーム、
男の子の作ったかまどでお仕事中。

先週流行った弓矢。
今日は、自分でできるんじゃないの?
と、Kくんに振ったところ、見事にマスターして
いつのまにか、他のお友達に教えてくれる姿が。
 
違う園の子ども達が集まって、
違うタイプの子ども達が一緒になって遊ぶ「里山やっほ」。
だからこそ、みんながそれぞれ個性があって、
いいところも悪いところも、丸ごと受け入れて遊びが成り立っています。
さっき文句をいってたのに、もう一緒に遊んでいて。
多様性を受け入れる、って、子どもの方が得意だなあ。と感じます。

先日遊ばせてもらった窪地は、みんなの元気がはじける場所に。
みんな、仲良しで、大笑い♡

  

みんなで寝転がるのも楽しかったねえ。

2日目。この日も、いつもの杉林に向かいましたが、ちょっとルートを変えてみました。
道中には、ちょっと早めの冬のお楽しみ。
冬イチゴがたくさん!
みんなおサルさんに戻って、夢中で探しています。

 
山頂には、トトロに出てくるような、大きなクスノキが。
この穴、トトロのおうちの入り口かな?
スタッフがちょっと、幹に耳を当てて、
「木の音って、聞こえるかな?」と
やってみると、みんな真剣な顔をして遣り出してくれて。
「静かにしないと、聞こえないよ」と、本気で感じようとしてくれる姿が。
「なんか聞こえた!」とSちゃん。
   
みんなより、ずっと長生きしてきたクスノキの命。
ちょっと感じてくれたかな。

杉林に到着すると、思い思いの遊びが始まります。
Yちゃんは、お山の素材を使って、小物をつくるのが得意!
この日も、可愛いリースを作っていました。
それをじっと見ていたMちゃんに、作り方を教えてくれて
2人で一緒に制作。
クリスマスの飾りになるといいね。

秘密基地づくり、男子だけが盛り上がっているわけではありません。
かえって、丁寧な仕事ぶりは、負けてないかも。
葉っぱ付の蔦で縛り止めていくアイデアは、可愛らしくて
女子のおうちにピッタリ❤
 
こちらでは、竹筒に穴を開けるため、
力を合わせて、奮闘中!
いつもと違うコンビが生まれています。

何かを作る遊びは、子ども達が集中したり
協力したり、いい顔が沢山見れました。

3日目。
「別のところにも行ってみようよ。」
という意見を大事にして、グリーンクラブの木登り広場へ。
着くと、早速木登り場所に子ども達が鈴なり。
どんどん高く登れてしまう子もいて、
こちらもドキドキハラハラ。
 

土管の上をバランス~。
素敵なおうちにもなってたね。
 

このシーソー、グラグラするから、
気を合わさないと、難しいんです。
どこに座ると一番いいかなぁ?

探険チームは、木登り広場から、
少し足を延ばして森の奥へ。
こんな不思議なトンネルを見つけました。
「結構入れるって!」と勇猛果敢な男子達。
どんどん入って、あれ?思わぬところから出てきます。
なんだか、森のネズミのおうちみたい。
みんなも、まるでねずみさん??

このトンネルに、女子もしっかり参戦!
Rちゃん。年下のMちゃんに
「大丈夫だよ」と優しく声をかけながら
一緒に、ずっと歩いて来てくれました。
そのおかげで、Mちゃんも、このトンネルの
チャレンジをやってみることが出来ました!

そのあと、すっかり仲良しになった2人。
Kくんの、へんてこブランコに一緒になって笑い
2人一緒にどうやって乗る?と考えて
見事成功!帰りも、ずっと手を繋いで帰っていました。

4月当初は、同じ園の子で集まって遊ぶ姿が多かったのが
この頃は、当たり前のように、その時その時に、
いろんな組み合わせのグループが出来ています。
やっほでの体験を通して、新しい友達ができる
様子が見られるのは私達スタッフも嬉しい体験です。
色んな子がいて、いいことも、悪いこともあるけど、
みんな同じじゃつまんない。
様々なタイプのお友達と出会うことで、多様性を感じ、
共に過ごす中で、人としての大きな器を作っている。
子ども時代は、そんな貴重な時間なのかもしれませんね。

里山やっほ:大野

 

【里山のかやねずみ】11/7

10月は一度も来れず、久しぶりだった遊木の森。
すっかり、秋から冬の装いに変わろうとしていて、
季節の変化にびっくり!
久しぶりに来てくれた赤ちゃん達が、
しっかり歩けるようになってるのにもびっくり!

ウラジロバッタを飛ばそうと奮闘中。
2才のお兄ちゃんRくんの様子を、
1才のYくんがじーっと観察。
Rくんがんばれ~!

こんなとこ通るの??
森の郵便局の裏道は、迷路みたいでドキドキわくわく♡
ここをグルグルまわるのが大好きな子も。

アメリカセンダングサの花のくっつき虫を
初めて触ったSちゃん。
スタッフに誘われるまま、服にあててみると・・

くっついた!!

すっかり気に入って、自分のおなかにも
いっぱいつけて遊び始めました。

初めての体験がこんなに新鮮で、心動かされるものなんだ、ということを、
素直に心の動きを表現してくれる子ども達は、
感性が鈍ってきた大人にいつも教えてくれますね。

木登りをしてみたいRくん。はらっぱの真ん中の
さくらの木でチャレンジ!

ほら見て!登れたでしょ?

それを見ていた1才のSoくん。
自分のできないことをしているカッコイイおにいちゃんに
相手をしてもらって、ご機嫌♡
Rくんもいないいないばあっ!と、
遊び相手になってくれてる姿がとても自然でした。
 

この日は天気が良くって、はらっぱでゴロゴロがきもちい~♡

仲良し三人娘は、みんなでグルグル走るだけでたのし~!

2才を過ぎて、3才になろうというこども達は、
お友達との遊び、関わりが楽しくって、
お母さんと私。という世界から、
お友達へと、新しい関わりを求めて
新しい関係をつくっていこうと成長しています。
この微笑ましいやり取りを直に感じられるこの時間は
お母さん達にとって、何より幸せな時間。
長い、子育ての中で、一瞬のようなこの時間を
たっぷり、楽しんでくださいね。

<今日の絵本>
どんどこどん
ぽんたのじどうはんばいき
こんにちは

里山のかやねずみ:大野

【1/24】森づくりミーティング ~森・人・地域づくりの、新しい可能性が広がる~

森づくりは人づくり、そして地域づくり。

2年目の開催となる森づくりミーティング。
活動を魅力的に発信して地域づくりの輪を広げるコツや、
幼稚園・保育園・こども園など
幼児公教育での森林環境活用事例など、
次世代の森づくりのヒント満載のミーティングです。

静岡森づくり大賞/しずおか未来の森サポーター企業表彰
表彰式を同日開催!

【参加申込は終了しています】

【 主 催 】静岡県/公益財団法人静岡県グリーンバンク
【 運 営 】特定非営利活動法人しずおか環境教育研究会【エコエデュ】

エコエデュは、受託者として森づくりミーティングを
運営しています。

● 講師紹介
● 当日概要・申込方法
● タイムスケジュール
● 表彰者一覧

チラシ表 チラシ裏

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● 講師紹介

【午前の部】

基調講演:
『 社会にパートナーが広がる 森づくり情報発信・報告のコツ 』

(一財)セブンイレブン記念財団
地域活動支援事業マネージャー
小野 弘人 氏

環境NPOの活動支援や自然保護活動等を行うセブン‐イレブン記念財団の職員として全国を飛び回り、環境NPO活動の支援・ネットワーク構築を行う。
環境活動の課題・問題点を解決するのがミッション。
また、今年度で21回を数える「環境ボランティアリーダー海外研修」コーディネーターも務める。日本全国の環境NPOの成功事例や環境先進国ドイツの事例、助成金交付団体の視点からのセミナーを実施。
モットーは「地域が変われば、日本も変わる」
http://www.7midori.org/

【午後の部】


基調講演:
『 可能性の宝庫!幼児公教育での自然環境の活用 』

常葉大学短期大学部 保育科 准教授
遠藤 知里

キャンプや登山をはじめとした野外活動・自然体験活動の教育効果を研究。
内なる自然と外界の自然をつなぐ身体と自己に関する問題について、
乳幼児期の素朴で原初的な自然体験をヒントに、
驚きと洞察を視点とした原理的考察を試みている。
https://www.tokoha-jc.ac.jp/childcare/staff/#0a8d2eda


事例紹介:
『 地域の自然を生かした豊かな保育 』

牧之原市立菅山保育園 園 長 榎本 知枝子 氏
           保育士 濱崎 紗央里 氏
http://sugeyamanursery.makihagu.net/

*************
● 当日概要【開催は終了しています】

■ 日 時 令和2年1月24日(金)
      午前の部 10:30~12:00
      午後の部 13:00~15:30
■ 会 場 B-nest 静岡市産学交流センター
      ペガサート7階 大会議室
      静岡市葵区御幸町3-21 
      ※  JR静岡駅から徒歩5分/静岡鉄道新静岡駅から徒歩1分

■ 参加費      無料
■ 主 催      静岡県
■ 運営・申込先   特定非営利活動法人しずおか環境教育研究会【エコエデュ】
■ お問合せ     静岡県くらし・環境部環境局 環境ふれあい課 
           電話:054-221-2664


■ お申し込み方法
メールまたはFAXにて、下記の事項をお送りください。
【1/15(水)締切】1/20(月)まで延長いたしました。
【申込は終了しています】

メール:e-info★ecoedu.or.jp
 
★を@に変えてお送りください。
  ※ メール題名に『森づくりミーティング』とご記入ください。
FAX:054-263-2867

 【記入事項】
  ①氏名(フリガナ)
  ②ご所属
  ③役職
  ④参加プログラム(全日・午前のみ・午後のみ、のいずれか)
  ⑤お電話番号
  ⑥FAX番号(あれば)
  ⑦e-mail

※記載いただいた個人情報は、森づくりミーティングの運営にのみ使用します。
※自然体験活動・森づくり・地域おこしの実践を紹介するパンフレットや
 チラシなどをお持ちの方はぜひ会場にお持ちください。

***********************
● タイムスケジュール

午前の部 ※10:00開場

10:30~ 開会
10:40~ 基調報告
社会にパートナーが広がる 森づくり情報発信・報告のコツ 』 
 講師:(一財)セブンイレブン記念財団 小野 弘人 氏

12:00~ 休憩

午後の部

13:00~ 表彰式
静岡森づくり大賞/しずおか未来の森サポーター企業表彰

13:20〜 講演会
『可能性の宝庫!幼児公教育での自然環境の活用 』
 講師:常葉大学短期大学部保育科 准教授 遠藤 知里 氏
14:40~ 事例紹介
『地域の自然を生かした豊かな保育』
 紹介者:牧之原市立菅山保育園 園 長 榎本 知枝子 氏
                保育士 濱崎 紗央里 氏
15:30  閉会 

※ 閉会後交流タイムあり。多様な参加者・講師と交流を深めて下さい。

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● 表彰者一覧(後日掲載)

【静岡森づくり大賞】
 
【しずおか未来の森サポーター企業】

【報告】里山しごと体験講座2019 第1弾『草や木の実で布を染めてみよう!』

毎年ご好評をいただいている「草木染め」のプログラム。

「里山しごと」のテーマは「元(原材料や過程)」を知ること。

今回の「草や木の実で布を染めてみよう!」では、

遊木の森で見つけた草や木の実などを煮出して作った染め液に

ハンカチを浸して染め付け、媒染して水洗い、天日に干して完成まで、

昔ながらの染色を体験します。

「私」が好きな色の「元」は何だろう?

 

雨がやまないので、工程を変更してまずは染めるハンカチの準備。

タグに名前を書いたり、絞りを入れるためにタコ糸で縛ったりしました。

 「どんな模様になるのかな?」

 

 

 

雨が止んだので、家族単位で班を作り材料集めに出発!

「きれいな葉っぱだね」

「これで染まるかな?」

「どんな色になるのかな?」

  

 

集めた草や葉を細かくちぎったり、木の実をたたいてつぶしたりして網袋に入れ、

15分ほど煮出すと、色が水の中に出てきました

「きれいな色になったね」

「だんだん濃くなってゆくね」

 

 

絞りを入れたハンカチを染め液に入れて、

むらなく染まるように10分ほど動かし続けます

「ハンカチの色が変わってきた!」

  

 

十分に染めたハンカチをみょうばんで作った媒染液に浸して色を定着させます。

「少しあざやかになった」

「ちょっと色が変わったね」

 

媒染が終わったら、よく水洗いして絞り糸をほどき、天日に干して乾いたら完成!

「きれいに染まったね」

「思った色とちょっと少し違ったね」

「面白い絞り模様だね」

   

 

自分たちで集めた自然の材料で染め液を作り、絞りを入れて染めたら、

私だけの「オリジナル・ハンカチ」のできあがり!

 

草や木の実で布が染まることを体験してくれた参加者さんたち。

「自分の好きな色の元は何だろう?」

と思いをはせてくれたら嬉しいです!

【報告】里山QUEST10月 ーカキとカニをQUESTー

子どもたちのチカラでQUEST-探求-する、里山QUEST

週一回、水・木曜日の放課後に里山に集い、それぞれのQUESTを深めています。

 

 

10月、少しずつ秋になってきました。

カキをQUESTしたのは、水曜チーム

エコエデュ事務所の裏にあるカキの木。

スタッフが一つ取って部屋に置いておきました。

すると、

「これは柔らかすぎる!」

「もっと固いのじゃないと!」

と、子ども達。

観賞用ではなく、食べる気満々。

それなら、実際に自分で取ってみよう!

 

どれが美味しいか、比べて取ってみました。

「この色は美味しそう。」

「これ、触ると良さそうだよ!」

そうして集まったカキの実たち。

次は、自分たちで包丁で切ってみます。

「固い!切れない!」

なんとかスタッフと一緒に切ってみると、

「あれ、白っぽい!おいしそうじゃない~!」

外側は色づいたように見えたのですが、

中身はまだ色づいていなかった。

おいしそうじゃないか、残念…。

さて、早速みんなで食べてみることに。

「白っぽいのは固くて、美味しくなさそう。」

「ぐじゅぐじゅしたのも、まずそう。」

「ちょうどきれいなオレンジ色のカキが美味しそう!」

予想してから、いただきます!

「あれ、白っぽいのも美味しい!」

「ぐじゅぐじゅのも美味しい!」

「全部美味しい!」

これはびっくり!

カキは、硬いのも柔らかいのも美味しかった!

やった!

新しい発見だね♪

 

まずは自分で考えて、予想

実際に自分で、やってみる

結果を、また考える

毎週、放課後に里山で活動することで、

こうした小さなQUESTを積み重ねています。

 

一方の木曜チームはというと。

発行しました!

里山木曜チーム編集部による新聞“里山Nice”

   

※少し見にくいですが、画像をクリックすると見られます。

7月~10月までのいろんな記事がおもしろまじめに書かれています!

(1,2年生が書いているので、ひらがなが多いのはご愛敬。)

毎回、その日のニュースを一生懸命記事にしてくれたデスクのT君!

ありがとう。

 

最近は、カニをQUESTしている木曜チーム

捕まえたくても、一筋縄では行かない、カニの捕獲。

10月は毎回、試行錯誤の繰り返し。

新聞には

「ドタバタしすぎました。つぎのさくせんはドタバタしないことです。」

との文字が。

 

作戦を考え

やってみてわかったこと、

うまくいかなかったことを振り返って

次の計画を立てて、またやってみる

その繰り返しが、みんなのQUEST-探究-を深めていきます。

 

カキとカニをQUESTするなんて、なんだかさるかに合戦みたい!?

カキもカニも、昔から里山で身近にあったものなのかもしれません。

 

秋も深まってきました。

これから、どんなQUESTが生まれるのか!?

 

QUESTはまだまだ続く!

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2019年度小学1~2年生の里山QUESTメンバー募集中!

16:00~18:00、静岡市街部からの送迎付きで実施。

水曜日・木曜日ともに若干名募集中。

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【里山のかやねずみ】10/29

雨が多かった10月でしたが、かやっこ中は降らない、という
ラッキーな状態が多かった今年。
でも、さすがにこの日は朝から雨。
活動中の雨は酷くなかったので、開催にしちゃいましたが
急に寒くなってきたこともあり、常連さんだけという
久しぶりに、のんびりしたかやっこに。
それでも、雨の散歩に慣れてる子ども達は
楽しそうにお散歩に出発!

木のトンネル~♥
ここだけ雨ふってないねえ。
雨なので、今日は事務所でご飯。
お散歩コースもいつもと違って新鮮♥

雨の日は、どこでも泥んこ遊びが開始できます。
落ち葉のお皿、綺麗だね。

 

川沿いをお散歩していると、
足元にサワガニが!
ママの足についてるのを見つけたHちゃん、
ママを助けなきゃ!と思ったのか
「カニさん、どいて!」
いつもは、川の中で会うサワガニがこんなところに
いるなんて。
寒かったのかな?
もうすぐ。冬ごもりなのかな?
雨の日だったからかしら?
いつもと違う雨の日お散歩は、発見することも多いかも。

 

ススキの葉っぱを上手に飛ばす方法を
スタッフに教えてもらうと、
ママ達、子どもにかえっちゃった。
楽しそう~!

アンパンマンの案山子をみつけて
「アンパンマンが畑を守ってるんだね。」と子ども達。
案山子を作ってくれた小学生のみんなの思い通じたかも?!


初めて歩く道に、まだまだ歩きた~い!と
予定より、頑張ってお散歩をしてたけど
お腹がすいちゃって、事務所へ。
丁度、別のプログラムで植えていた落花生の
試し堀りをご相伴。
ジャンボピーナッツだったから、食べ応えもあって
美味しかったね。
雨の日に頑張ったご褒美だったね。

おばあちゃんちのような雰囲気のエコエデュ事務所。
ふすまの向こうは、何がある?
ちょっと、探検したくなっちゃうね。

のんびり、ゆったりだった里のお散歩。
こんな日も、たまにはいいかも。
まだ、里のお散歩体験をしてない子も
また、やってみようね。

<今日の絵本>
ちぃちゃんのさんりんしゃ
カタツムリタクシー
どろだんご
ねむれないの?ちいくまさん

里山のかやねずみ:大野

 

【里山やっほ】10月

10月に入って、子ども達はやっほでの
里山遊びが、当たり前の日常になってきたようで
自分達で、遊びを見つけ、仲間と共に広げていく
チカラがさらにパワーアップしてきたようです。

Mちゃんが持ってるもの。
実はカマキリのお腹に寄生していた
ハリガネムシです。
ぎゃー!こんなのがお腹の中に入ってるって??!
面白がって持てちゃう女子の姿に
男子はタジタジです。

水の中になんかいる!
捕まえたい、見せてあげたい!
スタッフのおっかーが頑張ってくれました。
この時子ども達は、落ちないように、
しっかり、おっかーの足を抑えてくれていたんだとか。
捕まえたイモリの囲んで
「かわいいね~」と言っていた
子ども達が、さらに可愛かった!
小さな命を大事にしてあげる気持ちも、
ちゃんと育っている子ども達です。

栗林では、栗探し。
でも、随分少なくなってきて
木登りして落としたら?と、木登りしたい子達が
チャレンジ!
高い木に初チャレンジの子も!
でも、なかなか栗は落ちて来ないんだよねえ。
 

子ども達がすきな遊びは大騒ぎすることだけではありません。
この日、Yくんは、木の皮をむいてすべすべにすることに夢中!
すごく集中している顔は、とっても素敵でした♥

こちら、隕石落下の跡?!ではなく
名作「大草原のちいさな家」の中に出てきた
バッファローの砂浴び跡で遊ぶ子ども達の姿を
ここでもぜひ!と考えて、グリーンクラブのおじさん達が、
芝生も張って作って下さった力作です。

芝生がしっかり根付いたので、遊んでいいよ。と
言っていただいたとたん、大喜びで
転げまわる子ども達。
お相撲ごっこ?けいどろ?滑り台?

こんなことも出来るよ~、とでんぐり返しをしたり
みんなで寝転がってみたり。
すっかりお気に入りの場所に。
でも、やっほのみんなが偉いのは、
「雨が降ったあとは崩れちゃうからやめておいた方がいいかな。」
と、伝えると、ちゃんと我慢してくれたこと。
お天気のいい時は、もちろん、遊んでます!
 

杉林の平均台もみんなのお気に入り。
体幹抜群!?何人か、危なげなく渡ってしまうので
それもビックリ!

UちゃんとAちゃんは、大の仲良し。
ひとつのブランコに二人で反対方向に座って
上手に息を合わせて漕ぐ姿にこれまたびっくり!

年長女子はアーティストが何人かおりまして。
あーだ、こーだ、と言いながら
素敵な帽子を製作中。

ほら、完成品を被る姿は
パリコレモデルもマッツ青?!
さまになってるでしょ?

こちらでは、秘密基地を増設中。
「おうち作りたい」という気持ちがとっも強くて
10月のやっほは、この遊びをずーっと発展させることが出来ました。
杉林は、材木になる枝も、縛るための蔓が沢山あってよかったね。

 

「ここは、お花畑なの。」
いつも、空想の翼を広げるのが上手なRちゃん。
コツコツ丁寧に、その世界を作り上げていきます。

その姿に構って欲しくなってしまうのか、ちょっと
ちょっかいを出して壊していく男子がいて。
困っているRちゃんを助けてくれる男子もいて。
今年は人数が多い分、大変なこともありますが
子ども達は気持ちの切り替えが上手になって
逞しくなっている気がします。

こちらでも、おうちづくりの真っ最中。
いつもと違うメンツでの交流も生まれました。
おうち作りは、それぞれがやりたい事を見つけ
取り組み、時に友達と意見をすり合わせるという
年長さんの成長に、なくてはならない要素が
たっぷり体験できる、最高の野遊び!
   

こちらでは、弓矢づくりが流行りだしました。
最初は、森のようちえん、野外保育ゆたかの子が
落としていった、弓矢を拾ったところから。
「こんなの欲しい!」という声から
「じゃあ、材料探してきて」というと
自分達で、探してきては、
「これで出来る?!」
材料によっては、プチン、と切れたり
折れてしまったり。
一口に枝、蔓といっても、いろんな性質があることを
やっているうちに感じたたようで
これなら大丈夫!いう素材をそれぞれが感じているようでした。

弓矢を持つ姿も勇ましいでしょ?
  

子ども達それぞれが、好きな遊びに
没頭できるグリーンクラブの杉林。
ちょっと遠いので、いつも帰りが遅くなって
申し訳ありませんが
ここでの遊びはまだまだ続きそうです。

里山やっほ:大野